『体が変わる!「きくち体操」』(菊池和子/著)
- 作者: 菊池和子
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2007/12/01
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
「きくち体操」の教室に行って、実際に体験してみたいなあ
が正直な感想です。やはり、本を読んでいるだけではよく分からないからです。本では
- 手
- 足
- 腹筋・背筋
- 脚・股関節
- 首・顔
- 全身
の筋肉の育て方が各章(第2〜7章)に書かれています。動き方のポイント・注意点もイラストで分かりやすく描かれています。(池田葉子/本文イラスト)
菊池和子さんが繰り返し書かれるように「きくち体操」は
●動くことを通して自分の体を育てていく●鍛えるのではなく感じる●がんばらなくてよい●強い筋肉、鍛え上げられた肉体を作るための体操ではない
体操です。でも、菊池和子さんの一番大切なこれらの考えが、本文(動きの説明部分)と離れているように私には感じます。というのは、第2〜7章では何度も「筋肉を育てる」「しっかり伸ばして(立って)」という言葉が出てきて、「育てる=鍛える」という印象をもってしまったからです。ですから、菊池和子さんの考え方を「体験してみたい」と思いました。
本書は新書で、男性を読者対象に書かれているようです。(使われている写真も「きくち体操」の男性教室の様子ですし、他の「きくち体操」本と比べても男性を意識したつくりだと思います)『体操』を書いた本ですから、考え方・哲学を中心に載せるわけにはいきません。私がギャップを感じるのも仕方ないのかもしれません。
フェルデンクライス・メソッド、アレクサンダー・テクニーク、ピラティス、練功十八法、座禅etc…、興味をもったことは一度ワークショップや教室に参加して体験してみることが大切です。本は窓口でしかありませんから。