フェルデンクライスと頭痛
フェルデンクライス・メソッドを本格的に学び始めてからの変化の一つに「食欲」を挙げました。(2008年7月20付記事)
「頭痛」も変化のひとつです。
- 頭痛があっても薬を飲まずに過せるようになった
- 頭痛の回数が減った
- 頭痛の程度が軽くなった
- 頭痛に慌てなくなった
「頭痛」には十代前半からずっと悩まされてきました。頭痛を感じ始めたら急いで薬を飲んでおかないと症状が拡大して手がつけられなくなります。光・音・匂い・服の生地が体に触れる感じ…何もかもが頭痛を増悪させます。そして、嘔吐・お腹下し・貧血様症状へと進んでいくのです。痛みを我慢して薬を飲むのが遅れると、効き目は半減し痛みが抑えきれないばかりか、翌日まで尾を引きます。ですから、かばんの中には常に「頭痛薬」を入れて備えていました。私にとって「頭痛」は大変な恐怖をもたらすものでした。自分の体なのにコントロールできず、痛みが早く立ち去ってくれるよう、薬を飲んでただ祈るだけでした。
それが、頭痛のレベルを観察できるようになり、
- 「この程度なら薬を飲まなくても大丈夫」
- 「これは飲んでおいた方が良さそう」
と【頭痛即服薬】という行動がなくなりました。
頭痛は今も月に一度位はやってきます。(痛まない月もあるようになりました)でもたとえ痛みがあっても、以前のような展開になることはほとんどありません。
なにより以前と変わったことは、私が頭痛に対して慌てなくなった、という点です。痛みをコントロールできている自分がいることは、本当に大きな自信になります。とりあえず薬を飲んで祈るしかできなかった時は、自分の体が自分でないように感じていました。自己と体の一体感に欠けていたのです。
頭痛に変化が現れているのは、
- 仕事量が減っている
- 菓子類・インスタント食品類をほとんど摂らなくなった
- バランスの良い食事ができている
- 冷暖房がききすぎている空間で長時間仕事していない
ことに関係しているのかもしれません。
でも、頭痛に慌てず冷静に観察できるようになったのは、フェルデンクライス・メソッドの影響だと思います。