奥歯の噛み締め
ブログはすっかり私の外部記憶装置となっています。
ブログを書く時に、「あの時、どう書いたかな?」等を確認するために過去の記事を見ることがあります。ブログ内検索の機能がありますから、キーワードを入力して【検索】をクリックすれば、キーワードを含む記事を瞬時に探し出してくれます。大変便利です。
「きちんとATM」を再開して、「(初めて)気づいた!」と感じたことの一つに「奥歯の噛み締め」があります。ブログ内検索をしたら、もう既に記事にしていました。(初めての「気づき」ではなかった、のですね…)
2008.06.19付『内側にモニターを置く』で私の三大緊張部位を挙げています。
- 首(頚椎2番あたり)
- 奥歯の噛み締め
- 肋骨下部
すっかり忘れていました。
ATM(フェルデンクライスメソッドのグループレッスン)では、指導者から
●呼吸を止めて動いていませんか?
●普通の呼吸ができる程度の動きをしてください
●動き始める時、息を吸いますか?吐きますか?
と動く時の呼吸に注意を向けるように声を掛けられます。
▼動きの指示に従うことに必死だったり
▼大きく・すばやく動こうとすることに一生懸命だったり
▼レッスンとは別のことを考えていたり
すると呼吸がお留守(=呼吸を止める)になったり、浅くなったりしがちです。レッスン毎に必ず一度は「呼吸への注意喚起」を聞くほど、呼吸が動きの質の指標だからです。
ですから、外部記憶装置に頼る私でも、呼吸を意識することを忘れないでATMをしています。昨夜も「うんうん、普通の呼吸ができる動きの大きさでレッスンができている!」と呼吸と動きの両方を意識できている自分を褒めていました。
ところが「奥歯の噛み締め」が気になり始めます。少しでも奥歯から注意がそれると、すぐに歯と歯の間が狭くなり、奥歯に圧を感じます。呼吸は普通にできています。奥歯に圧を感じない程度に動きの大きさを再調整する必要が出てきたのです。小さい動きのレッスンだからでしょう、呼吸は普通にできていました。(大きい動きや苦手な動きだと、すぐに息を止めてしまいます)ところが、小さいけれど正確な動きをしようとしていた私は奥歯を噛み締めています。
ここで夏のセグメント前半のATMで、メイン講師のハヴァ・シェルハヴ博士が毎回おっしゃっていた
「歯を噛み締めていませんか?」
「口の中の空間は十分空いていますか?」
「舌を柔らかく置いていますか?」
ことを思い出しました。
気づきと習慣が変わることの間には広くて深い溝があるようです。