『人はそれぞれ違い、同じではない』を学ぶ
フェルデンクライスメソッドでの大きな学びの一つは
●自分と他人は同じではない
●見方・感じ方・考え方は人それぞれ
を知る、理解することだと思います。
身体を通した上で、言葉にし学んでいくので、この「人はそれぞれである」ということを強烈に知らされます。
- 同性だから
- 同年齢・同年代だから
- 同じ関西に住んでいるから
- 家族構成が似ているから
- お互い末っ子だから
- 同じ職業だから
- 同じようにフェルデンクライス歴があるから
- 親子・兄弟どうしだから
- …
似た項目がどれだけたくさんあっても「人はそれぞれ」なのです。
似ているかもしれないけれど、違います。同じではありません。
これまで本でも読みました。話でも聞きました。それでもフェルデンクライスを通して(正確にはFPTP京都や自主勉強会を通して)見聞きし、感じるには及びません。
この「人はそれぞれ」をより強く感じて何につながるのか?
決め付ける・思い込むといった先入観を持たないことにつながるのではないかと考えています。
特に自分の身体、他人の身体に関係なく「身体」に向かう・向き合う時に、この「先入観を持たない」が本当に大切だと感じています。
去年の夏、ロビーさん、クリスさんがおっしゃっていた言葉−FI(個人レッスン)でクライアントの身体に向き合う時、プラクティショナーのありかた−
I know nothing.
I’m not knowing anything.
を思い出します。(2008.06.09付「できる自分とできない自分」)