フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

BOOK LOVERS −『聞く書評』:神田昌典さんの週

BOOK LOVERS神田昌典さんがゲストの週(11/3〜11/7放送分)(vol.24〜vol.28)を聞きました。
小飼弾さんの週(vol.4〜vol.8)と同じ、BOOK LOVERSのテーマ『聞く書評』にぴったりの内容です。こういう内容の放送を聞きたかったんだ!と再確認。


BOOK LOVERSで私が聞きたいのは、取り上げた本の

  • どこが、どう面白かったのか?
  • ゲストの視点(読み手の視点)

です。この点で、小飼弾さんと神田昌典さんの週は聞いていてわくわくしました。勝間さんとの会話が、ボールが弾むようで楽しかったです。


本好き読書好きのゲストが、やはり本が好きの勝間和代さんと、楽しそうに本のことを話すのを聞きたいのです。


また、本を読むと「役に立ちます」「考えるべきです」より、
「楽しいです」「おもしろいです」「興味深いです」という話を聞く方が、たとえ番組で紹介された本を買わなくても

  • 読書って良さそう
  • ちょっと本を読んでみようかな?
  • 本屋に寄って帰ろう

と本への好奇心と行動を引っ張り出します。


子どもの頃、周りにいる2‐3歳年上のお兄ちゃんやお姉ちゃんが楽しそうに遊んだり、学んだりするのを見て興味を持ち、真似をし始めることと似ています。「楽しそう」には行動を促すパワーがあります。


「楽しさ」「おもしろさ」を文字だけで短く簡単に伝えることは難しいのですが、音声だと「ええ」「はい」「ほぉ」といった相づちだけで伝えることが可能です。音声の場合、載る情報量が多いからでしょう。

  精神科医の)神田橋條治先生は、「ほぉ」というのを500種類出せるっていうんですよ。
  …まあ、話を十分の一としても、50ぐらいは出せるだろうと。
  …調子で気持ちを表すんです。(45頁)
   こんなとき私はどうしてきたか (シリーズ ケアをひらく)
   『こんなとき私はどうしてきたか』(中井久夫/著、医学書院/発行、「シリーズ ケアをひらく」)

を思い出しました。


「モモ」(vol.25)「ナニワ金融道」(vol.27)の紹介の回は、神田さんと勝間さんの視点・気づきの違いがあらわれ、お二人の本の大好きさ加減があふれていてお薦めです。