フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

脊柱側湾症とフェルデンクライス・メソッド−sawadaさんのブログから

フェルデンクライス・メソッドのプラクティショナーであるsawadaさん(澤田さん)のブログ『好奇心の翼・フェルデンクライスメソッド』に次の資料がupされました。


  『脊柱側湾症の機能描写とそれに含まれている実用的な意味』
   フェルデンクライス・メソッド トレーナー:
   エラット・アルマゴール博士、アナット・クリヴィンヌ/著


私は小学校時代、校医に「『脊柱側湾症』の傾向がある」と指摘され、その旨を書いた紙を家にもって帰った記憶があります。ですから、『脊柱側湾症』には自分のこととして興味があります。(プリントを両親に見せたものの、プリントに何か具体的な改善方法が記されていたわけでもなかったようで、体操とか何かをした覚えがありません)


それほど長くない資料です。フェルデンクライス・メソッド関係の資料にしては短いくらいです。が、メソッドのエッセンスを簡潔に書いてあると思います。


資料にあった

  フェルデンクライスのレッスンの体験は、
  感覚と安定性を回復する筋肉活動のやりとりを
  もっと洗練された、適合するものにするように
  徐々に導きます。
    『脊柱側湾症の機能描写とそれに含まれている実用的な意味』(澤田さん訳)より

は、確かにATM(グループレッスン)を重ねているとこの「やりとり」の存在を実感します。

また

  厄介な問題は、釣り合い状態から離れれば離れるほど
  バランスを保とうとして
  つぎ込む必要な努力が増えることです。そして
  さらに努力すればするほど、感受性が低下するので
  わずかな変化を感じとれなくなって
  その結果、さらに傾いてしまうのです。
    『脊柱側湾症の機能描写とそれに含まれている実用的な意味』(澤田さん訳)より

は、子どもの頃に親から「姿勢が悪い」と注意されていた時の自分を思い出します。


フェルデンクライス・メソッド

  • 身体を矯正するのではなく
  • 原因をさかのぼって突き止めようとするのでもなく
  • 再学習によって動きを、身体のありようを修正し
  • 自分のやり方で自分自身を心地よくすることを見つける

学び続けるという機能を持つ脳に信頼をおくメソッドなのです。


澤田様には『モーシェ・フェルデンクライスと柔道』に引き続きお世話になりました。
ありがとうございます。(2008.07.13付記事

  モーシェ・フェルデンクライスと柔道』関連ページ→こちら