BOOK LOVERS −無言の時間にも情報が載る:神田昌典さんの週−
BOOK LOVERS ゲストが神田昌典さんの週を聞いて、「はい」「ええ」「ほぉ」の相づちに何種類もあり、わずか2音にたくさんの情報を載せることができる、と書きました。(2008.11.09付)
もうひとつ発見。音がない部分(“間”=無言の時間)にも情報は載るんですね。
「モモ」を取り上げた11月4日(vol.25)の放送です。
神田さんからの質問「勝間さんはどうしてこの本が好きだったんですか?」に勝間和代さんが答えられた後の神田さんの“間”がなんともいえず良かったのです。
この“間”が、お二人が全く違う観点でこの本をお好きであることを的確に表していました。
この“間”があったことで、私はその後の内容に引き込まれていったようなものです。
(そして繰り返し聞くことになる)
神田昌典さんのお話はわかりやすく、丁寧で、なるほどと思いながら聞いていました。
ところが、5日間の放送の中で、言葉として出てきたものだけではわからない部分がありました。
神田:
実はゆっくり進むほど、はやく進める、ということに気づいてしまう。
これは特殊な空間の中でモモが仲間の亀から言われた言葉なんですが、
『はやく進むためには、ゆっくり歩け』
今、仕事の中で、朝会社でE-mailをチェックして返事をして、
仕事をしているような気になってしまっているけれども、
本当にそうなのだろうか?
ゆっくり進んで、生活を取り戻すことの方が
むしろ付加価値を顧客に感じさせることができるんじゃないか?
そういうことを、気づかされる。
身体を通じて気づかされる、という戦慄的な小説だと思います。
BOOK LOVERS 2008.11.04放送(vol.25)
この部分がよくわからないのです。神田さんが非常に何かを気づき何かを感じていらっしゃることは口調からわかるのですが、言葉の向こうの話が想像できないのです。私が「モモ」を読んでいないせいでしょうか?
ゆっくり進んで、生活を取り戻すことの方が
むしろ付加価値を顧客に感じさせることができるんじゃないか?
- 主語は神田さんなのか?
- 「生活を取り戻す」ことと「付加価値を顧客に感じさせる」がどう結びつくのか?
身体を通じて気づかされる
- (神田さんが)「モモ」を読んで考えたことと「身体を通じて気づく」がどうつながるのか?
この部分は、別放送でさらに詳しく聞きたいくらいです。
(それとも神田さんご自身がこれから本に書かれるか、既に書いていらっしゃるか?)
(この部分が私の頭の中で“粘って”います)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
BOOK LOVERS
放送は15分間、Podcastだと10分強ほど
ラジオってTVより面白い!と気づく番組です。