フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

BOOK LOVERS −声は口以上に物を言い− 久恒啓一さんの週

久恒啓一さんの週(11/10〜14)のPodcastを聞きました。BOOK LOVERSこの週もいいです。

  1. 勝間さんの相づち「あ〜…」が良い
  2. 話すスピードを変えると雰囲気が変わる

1.勝間さんの相づち「あ〜…」が最高!
久恒啓一さんを迎えた初日(11/10、vol.29)に聞いた勝間さんの相づちは、10月から始まったBOOK LOVERSの放送の中で、一番印象深いと思います。
  (今回ようなタイプの勝間さんの相づちを、
  これまでの放送で聞いたことがなかったから印象に残ったのかもしれません)
  (いつもの相づちは「はい」「ええ」「そうですね」「あっ」
  「あっ」は短い発音で『気づき』『発見  』の時の相づちです)

久恒さん(以下H)
結局、今まで仕事を任せられなかったのはなにかというと、いいかげんな仕事をしていた、ということですよね。


勝間さん(以下K)
あ〜あ…(a)


H : いい加減な仕事だったんですね。それを、まあ、ひとつひとつクリアーに。例えば、計算を検算をしないとか


K : あ〜…(b)
(BOOK LOVERS  vol.29)

H:…私はある時点で何をきかれても答えられるようになったんですよ。
「どうしてそんなに知っているんですか?」と後輩にきかれたらね、
全部失敗した案件だからですね。


K:ああ…。(c)
それは30歳から仕事のやり方を変えて、いろんなことにチャレンジし続けたら、範囲が広がったんですね。
(BOOK LOVERS  vol.29)


文字にするとどれも「」でしか表せませんが、上の勝間さんの相づち(a)〜(c)に同じものはありません。特に(a)と(b)の「あ〜…」に載る情報量は多くて、聞く私の想像(妄想?)を刺激するものでした。ただの一音「あ〜…」を聞くだけで、勝間さんの記憶を覗いたような、私の勝手な想像が広がったのですから、声というものはおもしろいです。
ぜひ、音声ファイルかPodcastでダウンロードして放送を聞いてみてください。勝間さんの「あ〜…」、いい感じです。


2.話すスピードを変えると雰囲気が変わる
BOOK LOVERSは15分間という短い放送の中で一冊の本をゲストと共に紹介する番組です。だからでしょうか、皆さんの話し方が早口に感じます。(福岡伸一さんを除く)今回の久恒さんはお歳から勝手に「それほど早口な方じゃないだろう」と思っていたのですが、実際に聞いてみると神田昌典さんよりも速いと感じました。試しに0.75倍速で聞いてみたら、私にはちょうど良い感じです。BOOK LOVERSが少し「ラジオ深夜便」風になりました。


『遅聞きスピード』と『通常スピード』では、同じはずの内容が違うもののように聞こえるから不思議です。先に書いた「あ〜…」も、『遅聞きスピード』だと「普通の相づち」にしか聞こえません。スピードといっしょに「声の高さ」も変わるから、印象が違ってくるのでしょう。


この週は、「勝間さん、正直過ぎるのでは?」と少しドキドキした勝間さんの相づちがたくさんあって、逆に好感を持ちました。


毎回「コミュニケーションって何だろう?」を考えるBOOK LOVERSの放送です。