フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

虹を見てアハ!

昨日の午後4時頃、自転車をこぎながら東の空を見ていました。
何か引っかります。
振りかえって西の空を見ると、もう曇っていて夕立がやってきそうです。
もう一度進行方向の東を見ます。
なんだかよくわからないけれど、引っ掛かりを感じます。


「以前、こういう空に虹がかかっていたなあ」と思って、気になる方角をじっと見るのですが、西の空にある太陽の光が雲に赤く反射しているだけです。やっぱり気のせいか、と今度はぼんやり見てみると…
虹の「短い脚」が空にありました


昨日の虹のように、何かを感じているのに「見えない」は、
養老孟司&茂木健一郎の「天才脳」の育て方 (AC MOOK)
の付属DVD「アハ!体験」の「アハ!チェンジ」や「アハ!ムービー」に挑戦した時と似ています。

アハ!チェンジ
まったく同じように見える写真が、2枚交互に表示されます。でもこの2枚はどこかが違っています。写真をよく見て違う部分を見つけます。
アハ!ムービー
1枚の写真のある部分がゆっくり変わっていきます。最初と最後ではまったく違った写真になっているのに、どこも変化していないように感じる不思議な感覚です。変わった部分を見つけます
養老孟司&茂木健一郎の「天才脳」の育て方 (AC MOOK)(28頁))


写真を見て、違う部分・変わった部分は「あの辺り」となんとなく感じているのに、答えを見つけられません。眼はきちんと情報を脳へ上げているのに、違いがわからないのです。「違和感を感じている」のに「わからない」のです。でも、違和感を感じたら、それを追いかけていくとふいに「アハ!」となり、見つることができます。とっかかりは違和感です。


日常生活や仕事の中では、視覚に限らず五感で、また自分の内面で、他人のことで、人間関係で、…いろいろな引っかかりを感じて毎日を過しています。「あれ?」「なんだか変」といった気になることともいえます。これらを

  • 私は何を気になったんだろう?
  • どう気になったんだろう?
  • どうして気になったんだろう?

What ・How ・Whyを軽い気持ちで追いかけていると「アハ!」につながり、かなりおもしろいです。


何となく気になる
何となく引っかかる
は使えます。