フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

「ああ、そうそうそうそう!」

私のブログは
なにを読んでも なにを見ても聞いても フェルデンクライス
と長いタイトルです。ブログを開設したはじめの2‐3ヶ月は、毎日の記事に「フェルデンクライス」の文字が載らないものはないくらい、そればかりでした。(タイトルに沿った内容を書かなきゃ、と思っていたからでもあるのですが)


それがこの11月は「フェルデンクライス」の文字がない記事が(私としては)多くありました。気がつくと「フェルデンクライス」以外のことを書く日がこれまでより多かったようです。私自身は毎日何かしらこのメソッドのことを考えているので、ブログには書いていると思っていました。


フェルデンクライスは、真珠の養殖の「核」や綿菓子のわり箸のように、今の私の考える「種」「中心」です。単なる理論ではなく、私の身体・動きと結びついている分、私の頭から離れず、「核」になっているのだと思います。


本や映画、話、絵画、音楽、インタビュー、会話、仕事etcをその文脈・意図とは別に、ある一部だけを取り出してフェルデンクライスと結びつけているかもしれません。


BOOK LOVERSのゲスト細谷功さんが

  私が問題解決している中で言われて一番嬉しいのは、
  「ああ、そうそうそうそう!」という言葉なんですよ。
  ……
  5年も10年も頭の中で思っていたことを、明確に表現するということで、
  「ああ、そうそうそうそう!」っていうのはそういう言葉だと思うんですけれども。
   (BOOK LOVERS vol.36


私の場合、興味のある本や映画、番組、会話の中にある文章やセリフ、話が「ああ、そうそうそうそう!」なのです。頭の中にあるぼんやりとある何かを言葉にできない私は、他所から引っ張ってくるのです。ところが悲しいことに、他所から持ってきたものはジグソーパズルのピースのようなもので、「そうそう!」とその時は喜んでいても、実は穴だらけで全体像がわかりません。借り物でなく、自分の言葉で表現しないと本当の「ああ、そうそうそうそう!」にはならないのかもしれません。