フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

比較マニア

フェルデンクライスのグループレッスン(ATM)で、
指導者による動きのお手本はない
目を閉じて周りの人の動きを見ていない
から、自分の動きと比べることができる対象は目の前にないのに、
「きちんと動こう」
「上手な動きをしよう」
「失敗しないでいよう」
「間違った動きをしないように」
と意識して動いています。「他人の目」を意識していたり、「他人よりも上手に(きちんと…etc)」といった比較を常にしながら動いている私がいるのです。


この「比較マニアな私」がいるために、
筋感覚に意識を向けられなかったり
必要以上に動きを大きく(速く)してみたり
工夫しないで「力技」で無理に動いてみたり
…etc
を繰り返していました。


それが、2007年春からフェルデンクライスメソッドを本格的に学び、ATMレッスンの回数が増え、FIレッスン(個人レッスン)の体験を得ることで、「比較マニアの私」が小さくなってきているようです。


ATMでは本当に変わってきたと思います。内部感覚に集中したり、動きの探索に夢中になるあまり、時には、「何も動いていない」としか見えないほどレッスンの受け方が変わってきました。また、「動きを達成する」ことに必死にならなくなりました。


例えば、周りの人がどんどん動いていて私が動けていなくても、

どうして(動けないの)かな?(why
(私は)何をしているのかな?(what
(体の)どこがブレーキになっているのかな?(where
どうすればいいのかな?(how
どのタイミング(で動かせばいいの)かな?(when

を少しずつ考えるのです。
だからでしょう、関節を傷めたり、筋肉痛を起こすことが本当に減っています。



ATMレッスンでこそ私の「比較マニア」は影をひそめつつありますが、それ以外の場面ではバンバン姿を現します。ここまで「他者と比べる」習慣が根付いていたとは…。まいったなぁ…。