比較マニア
フェルデンクライスのグループレッスン(ATM)で、
●指導者による動きのお手本はない
●目を閉じて周りの人の動きを見ていない
から、自分の動きと比べることができる対象は目の前にないのに、
●「きちんと動こう」
●「上手な動きをしよう」
●「失敗しないでいよう」
●「間違った動きをしないように」
と意識して動いています。「他人の目」を意識していたり、「他人よりも上手に(きちんと…etc)」といった比較を常にしながら動いている私がいるのです。
この「比較マニアな私」がいるために、
●筋感覚に意識を向けられなかったり
●必要以上に動きを大きく(速く)してみたり
●工夫しないで「力技」で無理に動いてみたり
●…etc
を繰り返していました。
それが、2007年春からフェルデンクライスメソッドを本格的に学び、ATMレッスンの回数が増え、FIレッスン(個人レッスン)の体験を得ることで、「比較マニアの私」が小さくなってきているようです。
ATMでは本当に変わってきたと思います。内部感覚に集中したり、動きの探索に夢中になるあまり、時には、「何も動いていない」としか見えないほどレッスンの受け方が変わってきました。また、「動きを達成する」ことに必死にならなくなりました。
例えば、周りの人がどんどん動いていて私が動けていなくても、
◆どうして(動けないの)かな?(why)
◆(私は)何をしているのかな?(what)
◆(体の)どこがブレーキになっているのかな?(where)
◆どうすればいいのかな?(how)
◆どのタイミング(で動かせばいいの)かな?(when)
を少しずつ考えるのです。
だからでしょう、関節を傷めたり、筋肉痛を起こすことが本当に減っています。
ATMレッスンでこそ私の「比較マニア」は影をひそめつつありますが、それ以外の場面ではバンバン姿を現します。ここまで「他者と比べる」習慣が根付いていたとは…。まいったなぁ…。