自主勉強会でのフラットな関係
勉強会でよく聞くセリフ
昨日は、フェルデンクライス指導者養成コース(FPTP京都)で学ぶコース生の“Study Group”による勉強会の一日でした。
参加者の誰かが毎回口にする言葉があります。
・やっぱり、勉強会は“勉強になる”なあ
・う〜ん。勉強会って、なんか大事ですよね
・あ〜!もっと(もう少し)がんばって勉強しようっと
F・ワイルドマン博士の勧め
2007年春に開講したFPTP京都。その第一セグメント(2007.04.27〜05.09)最終日に、教育ディレクターであり、FPTP京都のプログラム最高責任者のフランク・ワイルドマン博士(Dr. Frank Wildman)の
このFPTPは、4年間のコースですが、
講習会と講習会の間が、3‐4ヶ月空きます。そこで、
Study Groupを作って、自主勉強会を開くことをお勧めします。
言葉から始まったのが“Study Group”による勉強会です。
私が属する“京都Study Group”の第1回勉強会は2007年6月でした。それ以来、講習がある月を除いて、ほぼ毎月1回の割合で開催されています。
進化する勉強会
第1回から昨日の第17回まで、勉強会の中身(雰囲気)は進化していると感じています。
フェルデンクライスメソッドが分かるようになった
のではありません。むしろ
フェルデンクライスメソッドがますます分からなくなってきた…
なのです。
勉強会の度に、疑問が増えていきます。不安もあります。それでも、そうした疑問・不安に対する私達の気持ち・考え方・物の見方に変化があるようです。何より“京都Study Group”に「上から目線」も「下から目線」も「決めつけ光線」も「押しつけ光線」もない“フラットな関係”が出来てきていることが大きいと思います。勉強会の場がフェルデンクライスを学び続ける上での「安全基地」になっています。
・こんなこと言ったら恥かしいな
・こんな簡単なことも分からないのは私だけかも
・私だけかな?こんな風に感じているのは
・つまんないこと質問したら迷惑かな
・etc…
とチラっと思うことがあるかもしれません。でも、自分にとっては「気になること」「不安」「疑問」を皆の前で安心して話せる雰囲気がStudy Groupにはあります。それは、参加者全員の「人の話に耳を傾ける」態度によるところが大きいと思います。
「安全」と「学習」
そして「安全」だと、私達は本当に広くも深くも色々な方向に気づき、学ぶことができます。メソッドの創始者モシェ・フェルデンクライス(Moshe Feldenkrais)が重要視している 脳の「学習」(learning)する力を思います。