フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

「冷え性」解消?

啓蟄が過ぎ、新聞には桜の開花予想が載り、近所の庭の沈丁花が香り始めて、近づく春を感じています。でも、「暑さ寒さも彼岸まで*1比良の八講荒れじまい」にはまだ日があります。


今年の冬ほど、「病気から抜け出したのかもしれない」と実感できたことはありませんでした。暖冬だったせいがあるかもしれませんが、それでも
・お風呂の温度(37度→42度)

・パジャマに重ね着する枚数(上下それぞれ、3枚ずつ+靴下・手袋・ネックウォーマー・レッグウォーマー・マスク→薄着になり、マスクを外せるようになった)

・寝入るまでの時間(1〜1.5時間、身体が冷たくて眠れない→10分!)
・寝入るまでと夜中にトイレに行く回数(合計4〜6回→0〜1回!)

・耳のしもやけ(今年はなし)
・風邪の治りにくさ(3〜4週間→1〜2週間)
・夜間の咳(出ない)
・咳の出やすさ(気にならず)
全て良い方向へ変わりました。

もしかすると
もう「冷え性」じゃないかも

と思うほどです。

私の身体のどこに
温めても温めても融けない氷の塊があるんだろう?

と毎冬、布団や湯船の中で思っていたのに。


この冬は「寛解」と言われてから、4回目の冬でした。
一番はっきりしている変化がお風呂です。
  ・湯温
  ・湯船につかっている時間
  ・湯船でのつかり方
が変わりました。
【温度】37度でも「熱い!」と水を加えてぬるくしてからでないと、かかり湯もできませんでした。(「“低温”動物の入浴」と家族に言われていました)それが、今は41−42度でも大丈夫です。以前にも書きましたが、ひと冬毎に1℃湯温を上げられるようになってきたのです。

【時間】また、湯船に30分もつかっていなくても十分体が温まるようになりました。(以前は、浴室から音がしない時間(=浴槽に入っている)が長いので、よく親に「大丈夫か?(のぼせていないか?)」と声をかけられていました)
【脱・半身浴】そして、胸までお湯がきても苦しくなくなりました。(これまでの“水位”は横隔膜以下の半身浴でした)


病気だった当時「当り前」だったことの多くが、いま振り返ると「異常」だったこと、病気の影響だったことに気づきます。そして、薬を飲まなくなってずいぶん経って(3年半)からやっと、「異常でない」身体の状態を実感できる、その時間差にもおどろいています。


身体が病んでいく時間、そして治っていく時間の両方の長さを考えています。

*1:暑さ寒さも彼岸まで
春秋の彼岸を境として、寒暑それぞれ衰えて、よい気候になる(「広辞苑」より)