フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

頭痛にあわてない

私がフェルデンクライスを学び始めてからの、身体面での変化のひとつに頭痛があります。以前は「頭痛薬」を常に携帯していないと、もう不安で不安でしかたありませんでした。必要分だけで十分なのに、不安が強かったせいでしょう、常に一箱持ち歩いていました。(毎日頭痛があるわけでもないのに…)


少しでも頭痛の予兆を感じると、もうすぐに薬を飲んで

お願いですから
これ以上痛くなりませんように

と効き目が表れるまでの30分間祈ります。
頭痛が本格的に姿を現してから、薬を飲んだのでは「時、すでに遅し」なので、先手必勝です。


それが、今は薬を飲まなくても大丈夫です。あわてず騒がず、頭痛の出方と姿を見てから、

・「飲まなくても、いけそう
・「引っ込むかもしれない
・「これは薬を飲んだ方が良さそう

判断ができるようになりました。これまでの、
頭痛の気配を感じたら、即、服薬!!
と大違いです。気がつくと、手元の頭痛薬の使用期限が切れています。その位、頭痛薬のお世話にならなくて済むようになりました。
(それでも、「お守り」代わりに一回分の薬は持ち歩いています)


頭痛でひどく困った記憶が強いので、反射的に薬を飲むという習慣が出来上がっていました。それを、「とりあえず飲まないで、様子をみてみよう」と考えられるようになったことは大変化です。

最初は、薬を飲まないでいることに、“頭痛大魔神”に捕まえられてしまうかも?と怖くて恐くて、ビクビクものでした。でも、頭痛が毎回“大魔神”に変身するわけではないことに気づいたら恐怖は半減しました。頭痛に捕まらない、大魔神に連れ去られない、という成功体験が積み重なることで

頭痛はあるけれど、
急いで薬を飲まなくても大丈夫。

と落ち着いていられるようになりました。

とはいっても、昨日のように、時には“超・大魔神”がやってきてあわてふためく展開もまだまだあります。(それでも頭痛薬を飲まずにやり過ごせました)