言葉だけに頼らない〜NHK プロフェッショナル 大谷るみ子さん〜
先日見たNHKの、プロフェッショナル 仕事の流儀(3月3日アンコール放送)
◆介護は、ファンタジー:認知症介護・大谷るみ子
から
茂木健一郎:
(グループホーム)入居者の方は、非常にベーシックなレベルで
相手の心を読み取ったり、共感したり…
そういう無意識のコミュニケーション能力は
かなり残っているという印象がありますね。
大谷るみ子:
見逃せないのが、会話じゃない、っていうことですね。
言葉じゃない、っていうこと。
声のトーンだったり、表情だったり。
すごくそれが伝えているんですね。言葉よりも。
そういうことが、より伝わっていますね。
(NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」【認知症介護・大谷るみ子】から)
茂木健一郎:
認知症の方を家庭で介護されている家族の方が
言葉の意味をとらえようとすると
なかなか理解できないじゃないですか。
どういう点に注意して、そういう方に向き合ったらいいですかね?
大谷るみ子:
…
起こっていることを否定してしまうんじゃなくて、
起こっていること(行動障害)を見方を変えると、
その人が一生懸命に何とかやっていこうとしている姿なんだ、
と見ると、そのやっていることが厄介なことじゃなくて、
その人なりの力なんだ、と思えることがあるんですね。
(NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」【認知症介護・大谷るみ子】から)
コミュニケーションって何を通してするんだろう?
何を通してしているんだろう?
「通じる」ってどういうことだろう?
家族と、友人と
電車の中で、道ですれ違う時に
言語障害がある方と、認知症のお年よりと
国内で、海外で
対面で、電話で、メールで
他者と、自分と
……