番組作りの姿勢〜NHK「ためしてガッテン」
先日4月15日(水)放送のNHK「ためしてガッテン」は2週連続の「介護特集」の後編です。
・前編「歩けた!話せた!脳がめざめる新発想介護術」→こちら
・後編「断然ラク!自宅の介護 負担激減のミラクル技」→こちら
「ためしてガッテン」を見ると、番組の制作も姿勢もとても丁寧だと感じています。
それが、今回の放送は、更にずっとずっと丁寧で、濃い内容でした。
ちょっぴり残念
番組内容が盛りだくさんで、「介護術」がテーマなのに、その具体的な方法を紹介する時間が少なかったことが残念といえば残念です。(福辺節子さん*1『力のいらない介助術』の紹介がちょっぴりだったことも残念)
でも、番組は、介護する人・される人に対して
・「頑張り」「根性」奨励
・「我慢」「忍耐」を強いること
・「美化」「美談」を紹介
することなく、具体策があることを紹介するすものでした。
母の感想
そして、番組を見た母が言ったように
・「人間の自然な動き」について
・「自然な動き」を誘導するためのポイント
のレクチャーがあり
人は全国に多いと思います。
介護される人・する人どちらにも効果ある「介護術」を
画面に映し出される、長野県松川町の方々のお顔や、スタジオの方々(司会の立川志の輔さん、小野文恵アナ、レギュラーの山瀬まみさん、ゲストの安藤和津さん、高橋英樹さん)のお顔を見ていると、番組の準備や取材・収録に、たくさんの日数や時間かけられたのが感じられます。これは、今回放送分を紹介している「ガッテン」のサイトにも表れています。
番組最後に、「介護術」なのに「介護される人」のことに言及されているゲストの言葉からも、「楽な介護」は介護する人される人のどちらも変える可能性があることが想像できます。
安藤和津さん(実母を8年間介護された)
介護される側って
怖い・痛い・申し訳ないっていう
3つの要素があるじゃないですか。
この介護だとその3つが取れますよね
(安藤和津さんのコメント、4月15日(水)放送のNHK「ためしてガッテン」)
高橋英樹さん(ご自身が今年1月腰椎圧迫骨折された)
介護される方が自分で動いているような錯覚を持つくらい、
楽に動けるから
『少し(自分は)良くなったのかしら?』
って思うかもしれませんね」
(高橋英樹さんのコメント、4月15日(水)放送のNHK「ためしてガッテン」)
「介護」は、「生活習慣病」や「ガン」同様、継続して定期的に取り上げてほしいテーマです。