フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

脳が身体化する瞬間〜腑に落ちる

安井武さんのATMレッスンCDで身体を動かしながら

答えは
自分で考えて(探して)見つけます

の言葉を聞いて、改めて「そうだったぁ〜!」と気づきました。

   安井武さんATMレッスンCD集こちら

口先だけだったのね

これまで、何度こうした言葉を、CDで、仁和寺のワークショップで、FPTP京都で、本で、仲間との会話で・・・耳にし目にし口にしてきたでしょう。なのに、今頃なってやっと、「腑に落ちた」風のつぶやきが出てきました。

「肚」でつぶやく

「腑に落ちた」時のつぶやきは、いつもお腹のあたりから聞こえてきます。私の身体は、とっくの昔にわかっているだろうに・・・。

きっと、私の脳が「腑(のある場所=身体)に落ちる」だけのことなんですね。身体が変わるんじゃなくて、脳が変わったのが「腑に落ちる」なのだと思います。脳が身体化した一瞬が「腑に落ちる」なのかもしれません。

お手本も答えも示されない

フェルデンクライスのATMレッスンでは、お手本・見本・模範は示されません。問うても答えはもらえません。自分の答えは自分で見つけるしかないのです。レッスンを続けても、なかなか見つからないかもしれない。それでも
  ・動いて、
  ・感じて、
  ・探して、
  ・気づいて、
  ・考えて・・・
これを繰り返して、ある時突然「腑に落ちる」。


ニュートンが、りんごが落ちるのを見て「万有引力の法則」を発見したように、いつもの光景が違って見える。周りは何も変わっていないいつも通りなのに、私が変わる。
不思議なメソッドです。