フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

「日常にひそむ数理曲線」〜ユーフラテス(EUPHRATES)さんの教育映像作品

いぐら」を創ったユーフラテス(EUPHRATES)制作の教育映像「日常にひそむ数理曲線」を見ました(NHK教育2009年5月23日放送)
第50回科学技術映像祭・文部科学大臣賞受賞作品です。
  ◆「日常にひそむ数理曲線」の記事こちらこちら
  ◆ユーフラテス(EUPHRATES)サイトこちら
  ◆「いぐら」の本こちら


カメ」と「たぬき」のこんがらがっち【たぬカメ


大好きな番組「ピタゴラスイッチ」の高校生講座みたいな感じです。“数理曲線”がなんなのか全くわかっていない(知らない)のですが、映像がおもしろい!「ピタゴラ装置」と佐藤雅彦さんの本「差分」と数学と映像を合わせたような内容です。(「アハ!ピクチャー」っぽいところもあります)


佐藤雅彦さんの本「差分」  
差分

思い出した2つのこと

映像を見て、まず思い出したのが、子どものころに親しんだおもちゃ(名称不明)です。
【A】円盤(直径は5〜15cm、いろいろ)、ふちがギザギザ、 円盤に孔
【B】Aの最大サイズよりおおきい円形、内側にギザギザ

Aの孔にペン先を入れて、AをBにセットして、ペンをグルグル回す。
すると花や花火のような模様が描ける

ペンの色や、円盤の大きさをうまく組み合わせて、円盤をグルグル回すと、きれいな模様が出来上がります。(私は模様を描くことより、グルグル回す“動作”に興味がありましたが)


次に、思い出したのがフェルデンクライスのグル−プレッスンで聞く
骨盤が前後に動いている時、アゴ先はなにをしていますか?
骨盤を時計回りに動かしている時、頭はどちらに回りますか?
という言葉です。


おもちゃで描く模様も、からだの動きも、どちらも数理曲線がかけるかもしれません。

教育映像「日常にひそむ数理曲線」の構成

「日常にひそむ数理曲線」の映像は、次のような構成でした。
1)身の回りのものから曲線を抽出する
  ・とんかちの放物線
  ・懐中電灯と円錐曲線
  ・東京タワーと日影曲線
  ・ボールのはねかえりと指数関数
2)カンタンな工作によって数理曲線を生み出す試み
  ・y=r sinθ
  ・リサージュ曲線
  ・3次元リサージュ曲線
  ・アステロイド
  ・インボリュート
3)人間は生活を便利にするために意図的に数理曲線を使う
  ・高速道路とクロソイド曲線:インターチェンジ
  ・パラボラナンテナと放物線:電波の代わりにボールで見せる




なんのことやらわかりませんね。私もわかりません。でも、見ていて楽しい映像です。
わかる方には、映像を見なくても想像がつくかもしれません。


再放送があれば、番組を。
もし販売されれば、そのDVDをご覧下さい。
視覚が刺激され、脳内をモゾモゾ・グルグル引っかき回される感じがおもしろいです。(これは、フェルデンクライスのレッスンで感じることと似ています)

頭の中で描いてみよう♪

しばらくのあいだ、フェルデンクライスでからだを動かしながら、“曲線”を頭の中で描きそうです。
・膝を前後に動かすことで、股関節の大腿骨頭はどういう曲線を描くのかな?
・肩を左右に回すと、脊椎棘突起はそれぞれどんな線を描くかな?
・つま先を上下すると、あご先はどういう線を描くかな?
などなど…
どの数理曲線になるのでしょう?