フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

肖像写真はおもしろい〜「見た目を9割上げる写真活用術」

ビジネス本では、表紙や帯に著者の写真が使われていることがあります。最近、書店で平積みされているビジネス本の表紙や帯を見て、「どうしてこの写真なの?」と思ったことが重なりました。

どうしてこの写真?

どうして著者の【この写真】を、本の「顔」にあたる部分にもってきたのか?平積みされている「顔写真いり本」を見ながら「?????」。


著者の顔写真ばかりが気になって、本のタイトルに目を移す気が起こりません。何十冊と平積みされた本の中で、その本(顔写真)に目がひきつけられたのは確かです。でも、そのあとの私の行動は…本の表紙を見ただけで「この本はやめておこう」(もっとはっきりいうと「この本イヤ」)です。
普段、書名や表紙・装丁など気になった本は、必ず手にとって中を見るのですが、目を引いた本へのこの反応に、自分でも驚きました。

そんなことが何度かあって、先日、書店で私の目の中に飛び込んできたのがこの本です。
ビジネスに使える! 見た目を9割上げる写真活用術

46種類の写真

見た目を9割上げる写真活用術」(タツ・オザワ著、東洋経済新報社)は、
  1)表紙の色(白と帯の青、小学館101新書に似たカラー)
  2)帯に印刷された5枚の顔写真
  3)「写真活用術」のタイトル
と一瞬の内に目が移り、すぐ手に取って中を見ました。


中には、サンプル写真がたくさん載っています。
同一人物の写真でも
  ・ライティング
  ・背景
  ・服装や眼鏡・髪型
  ・顔の左右どちらから
  ・頭の傾け度
  ・カメラアングル
  ・etc
によって違いがあることを、サンプル写真(顔写真)を使って具体的に説明されています。その数46種類!(写真に番号がついています) また、ホームページや構図例、写真名刺、顔写真入りハガキといったものも「図」として27例挙げられています。


本文を全て読んだ後も、これらの写真や図を見ることで、内容を思い出すことができます。なにより、写真を見るだけで、「顔写真」がもつ意味やパワーを十分感じることができる本です。

同一人物!?

「写し方」「写り方」でこんなに違う!という一番の例は、著者タツ・オザワさんのお写真かもしれません。運転免許証とIDカードの写真(「見た目を9割上げる写真活用術」63ページ)と、HP上の写真です。最初、同じ人物だと気づきませんでした。

  タツ・オザワさんのHPこちら

ポートレートはおもしろい

以前から肖像画や肖像写真、人物写真が好きでしたが、やっぱりおもしろいです。人は。