子どもは後ろにも目がある?
フェルデンクライス・メソッドを学び始めてから、ますます人の姿勢や動き方が気になって仕方ありません。
・どうしてあの姿勢(動き)になるんだろ?
・どこが動いていないかな?
・動きすぎている部分はどこだろ?
・固めているところはどこかな?
・どっちの膝(腰・股関節)が悪いんだろ?
・靴の減り具合はどうかな?
・骨盤はどっちに傾いているかな?
・etc
街ゆく人のこれらを見てしまいます。正面からじぃ〜っと見つめるわけにはいきません。気になったら、その人の後ろ姿を目で追ったり、動きや姿勢をマネしてみたり。
どうしてわかるの?
目で追うと、その視線を感じるのか何人かが振り返ります。20〜30m離れていても、敏感な人は何となく振り返ります。(振り返っても私を見るわけじゃありませんが、ついつい「決して怪しい者ではありません」と内心つぶやいています)
これは、子どもほど敏感です。みんなでワイワイにぎやかに歩いていたら振り返りませんが、2〜3人でプーラプラ下校途中の小学校低学年の子どもたちは50%位の確率で誰かが振り返ります。また、携帯を見ていない、おしゃべりにそれほど熱の入っていない2〜3人組の中学生、高校生も小学生ほどではありませんが振り返ります。一人で歩いていると、その確率は更にあがります。そして、年が上がるにつれて、ぜ〜んぜん振り返らなくなります。
まねできない歩き方
気になる人の姿勢や動きをまねると、どこを固めているか、関節がどこを向いているか、どの範囲で動いていないかを実感することができます。
もちろん、まねの出来ない動きもあります。先日見かけた20代前半〜半ばの女性は、
A)腰を左右に振り(骨盤が水平に回旋)
B)膝が外へ振るように歩く(股関節が外旋)
・お尻の動きは「女性」で
・股関節から膝までが「おっさん」
・膝から下は「10代後半の女の子」
このバラバラさはまねができませんでした。骨盤から下の動きが「男性」や「おっさん」になっている女性が増えてきていますが、彼女のように下半身の中でバラバラなのは初めて見ました。