フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

100個のキャラとポジショニング

人に気をつかってしまう…」という私のぼやきメールに、友人からの返事。

人間は各自百個くらいのキャラがあって
臨機応変に使い分けてるんだって。
だからReikoさんも色々使うと楽しいかもよ。



そして、メールが届くほんの少し前に読んでいた本には、

人の役割とは、自分一人で決めることはできません。そこにいるあらゆる人との関係性から生まれます。ここで覚えておいていただきたいのは、ポジショニングは固定ではないということ。一回「自分の位置」を決めたからといって、永遠にそのままというわけではありません。
(「1億人を動かす技術」福士睦/著、ダイアモンド社/刊、78頁)

1億人を動かす技術

1億人を動かす技術

この二つがバチっと音が聞こえるように結びつき、どちらの言葉にも「わかったー!!」です。友人からのメールも、本に書いてあることも、「脳の表面ではわかる」という感じでした。それが、二つがタイミングよくやってきたことで、脳から胸あたりに落ちてきたのです。(脳から「(言わんとしていることはなんとなく)わかる」が落ちてこないと「わかった〜!!」にはなりません)

「わかった」が落ちてくるには

友人のメールに
  100もキャラがある!?そんなに数のキャラを使い分けているの??
と、頭の中で「100」の数字がグルグル回ります。(=そんな数のキャラが自分の中にあると思っていない)
でも、そこに「1億人を動かす技術」の
  人の役割とは、あらゆる人との関係性から生まれます。
が結びついて、「100」に納得します。これまで、私は100人以上の人に会ってきていますから、それぞれの人との関係性において、その場その場で「キャラ」を自然とつくっていたでしょう。


ここまでで、「わかる」が脳から喉のあたりに落ちてきています。
そこから、もう一歩進んで、
  私は「自分の位置」を固定したがるクセがあるから、「気を遣う」のかも。
(もしかして、気を遣っている相手は、他人じゃなくて自分?)と気づいて「胸あたりに落ちて」きたのです。


本来人との関係性の中でいつも動いている「キャラ」を固定しようとしていたら?一見楽かもしれません。でも、その「固定」にエネルギーが要るとしたら?私はくたびれるわけです。(「気遣い」と「気疲れ」は別物ですね)

胸まで落ちてきた「わかる」が、腑に落ちるには、さらにもう一歩必要です。


それにしても、こういう「わかる」タイミングって、うれしい♪