伝わらなきゃイミがない!
白と黄色と水色(帯)の表紙に惹かれて手にとったこの本。
- 作者: 福士睦
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/05/29
- メディア: 単行本
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正しくても伝わらなくては意味がない!
理解してもらうには「仕掛け」が必要!
(「1億人を動かす技術」福士睦/著、ダイアモンド社/刊、11頁)
を読んで、買うことにしました。
おもてなしがある本
著者の福士睦さんは、日本テレビの「世界一受けたい授業」を作られたプロデューサーです。好奇心をくすぐりながら、脳を飽きさせず、テンポよく、具体的なスキルと例を示す。例は、実際のTV番組を想像させるものだったり、ビジネスや女性同士の会話の場面であったり、頭の中に具体的なイメージが浮かびます。
相手の興味・感心に合わせる
相手の頭に負担をかけない
効率的に自分の思い・情報を伝える
→聞く耳をもってもらえる!
(「1億人を動かす技術」福士睦/著、ダイアモンド社/刊、29頁)
の通り「読む目をもってもらえる」よう作られた本です。親切な書き方というより、著者がいう「愛とおもてなし」があります。「伝えよう!」とする冷静な情熱があります。
伝わるとうれしい!
私の好きなTV番組「ソクラテスの人事」(NHK総合、木曜22:00〜22:43)で、先週(6/11放送)、ブラックマヨネーズの小杉竜一さんが「採用」が決まり
認めてもらえた〜!
伝わった〜!
メッチャうれしい〜!
と叫んでいらっしゃるのを聞いて、「伝わる」って「認められる」と同じくらいうれしいことなんだ、と改めて気づきました。これまで、「採用」された方々の感想は「いや〜、認められるってこんなに嬉しいものなんですね」と「認められる」ことが中心でした。
でも、マズローの欲望のピラミッドからいうと、「承認欲求」より「親和欲求」の方が先だそうですから、「伝わったー!」の喜びは自然なんですね。
伝わらないと、認めるもなにも始まらない、のです。