フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

伝わらなきゃイミがない!

白と黄色と水色(帯)の表紙に惹かれて手にとったこの本。

1億人を動かす技術

1億人を動かす技術

「はじめに」に書かれていた

正しくても伝わらなくては意味がない!
理解してもらうには「仕掛け」が必要!
(「1億人を動かす技術」福士睦/著、ダイアモンド社/刊、11頁)

を読んで、買うことにしました。

おもてなしがある本

著者の福士睦さんは、日本テレビの「世界一受けたい授業」を作られたプロデューサーです。好奇心をくすぐりながら、脳を飽きさせず、テンポよく、具体的なスキルと例を示す。例は、実際のTV番組を想像させるものだったり、ビジネスや女性同士の会話の場面であったり、頭の中に具体的なイメージが浮かびます。

相手の興味・感心に合わせる
相手の頭に負担をかけない
効率的に自分の思い・情報を伝える
聞く耳をもってもらえる!
(「1億人を動かす技術」福士睦/著、ダイアモンド社/刊、29頁)

の通り「読む目をもってもらえる」よう作られた本です。親切な書き方というより、著者がいう「愛とおもてなし」があります。「伝えよう!」とする冷静な情熱があります。

伝わるとうれしい!

私の好きなTV番組「ソクラテスの人事」(NHK総合、木曜22:00〜22:43)で、先週(6/11放送)、ブラックマヨネーズ小杉竜一さんが「採用」が決まり

認めてもらえた〜!
伝わった〜!
メッチャうれしい〜!

と叫んでいらっしゃるのを聞いて、「伝わる」って「認められる」と同じくらいうれしいことなんだ、と改めて気づきました。これまで、「採用」された方々の感想は「いや〜、認められるってこんなに嬉しいものなんですね」と「認められる」ことが中心でした。
でも、マズローの欲望のピラミッドからいうと、「承認欲求」より「親和欲求」の方が先だそうですから、「伝わったー!」の喜びは自然なんですね。


伝わらないと、認めるもなにも始まらない、のです。

フェルデンクライスは…?

で、フェルデンクライスです。非常におもしろい奥行きのあるメソッドだと思うのですが、一般的に知られていません。聞きなれない・長いネーミングのせいだけではなさそうです。