フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

Y字のタテ線〜動きの評価

この春、フェルデンクライスの講習会(FPTP京都)でクリスさん(Chris Lambert)が

人の姿勢や動きを見る時
その人が着ている服のシワも
観てみます

とおっしゃっていました。

いろいろな目印

色や模様がにぎやかな服の場合、目がそちらに奪われて見にくいのですが、
  ・ボーダー
  ・チェック
  ・ストライプ
  ・規則性のある柄
  ・ベルト
  ・サスペンダー
  ・肩ストラップ
  ・切り替え
  ・etc
は、指標になります。

サスペンダーに目を奪われる

先日、前を歩く20代前半の女性の背中をぼんやり見ていると、何か引っ掛かります。ペンギン腕でもアヒル尻でもありません。私よりずっと良い姿勢です。
彼女の背中に目がついていないことを幸いに、しばらく観ていました。


気になっていたのは、彼女の「Y字サスペンダー」の動きでした。「Y」のタテ線の動きが左右対称でなかったことに、私の目が引っ掛かっていたのです。
「Y」のタテ線が、左には動くのに、真ん中より右側へいきません。
どうしてそうなるのか、動きの何と関係しているのか、もう少し見ていたかったのですが、彼女とは曲がり角でお別れ。

「動きの評価」はムズカシイ(>_<)

福辺節子さんが「もう一歩踏み出すための介護セミナー」で、

利用者さんの動きを、よーく見てください
そして、出来ないところだけを助けて下さい

と何度もおっしゃいました。
体型も、癖も、症状も、筋力や関節の状態も違う人達の「動きの評価」をすることは、簡単なことではありません。相手はじっとしていないのですから。しかも、直線的に動くことはありません。


常に変化し続けるものを追いかけるのは、なかなか大変です。