アナタもレッスンに参加してちょうだい
先日は、フェルデンクライスのグループレッスン中に、床におかれたままの右腕が口をききましたが(6月24日付記事「わかってくれたかなあ?」)、今度は、私から身体への声かけです。
ねえねえ
レッスンに参加してる?
これは、左脚・左骨盤にかけた言葉です。
フェルデンクライスには、赤ちゃんの動きの発達や、進化の過程を取り入れたグループレッスンがあります。その中の「赤ちゃんがハイハイする動き」をしていた時のことです。
うつ伏せの姿勢で膝を曲げていき、その膝を胸の方へ近づける動きをするのですが、(赤ちゃんがハイハイする動きを想像してください)
・膝の内側が摩擦熱を発するほど床に擦れている
・膝が近づいてくると、腰部に違和感
と要するにちっとも楽に動けない!のです。
左右を比べてみると、右脚を動かすときがうまくありません。
フェルデンクライスのレッスンは
・努力感を少なく
・必死に(一生懸命に)ならず
・頑張らずに
動くことが大切なのですが、私の膝内側は発火しそうなほど床を擦っています。これはマズイです。一応指示通りに動けていると思います。でも、その「動きの質」を考えると…。
そこで、右と左で動きの何が違うのかを観察してみました。
骨盤の動きにヒントがありそうです。
左膝を曲げて胸へ近づける時、床についている右の骨盤は、骨盤が左右に転がるときの「支点」になろうと固定する動きがあることに気づきました。
では、右膝を動かしている時、私の(床に接している)左骨盤は何をしているか?な〜んにもしていません。居眠っているのかな?と思うくらいです。思わず骨盤に声をかけたら
だって、
今「動いてください」って言われているのは右側でしょ?
ワタシの番じゃないもん
(実際は無言でしたが)
思わず私は
動きのメインは、確かに右側なんだけど、
「協調」「協力」してくれないと困るのよ〜〜!!
この後は、すぐに「スリープモード」に入りたがる左骨盤に、
ハイッ!アナタも動くの
ハイッ!床を少し押して
ハイッ!まだ休まないのっ!
と声をかけ続けていました。
おかげで、膝の摩擦熱がずいぶんと小さくなりました。
身体にはいろいろな性格の部位があるようです。