フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

表紙(背表紙)が手招きする〜ポール・アーデンの本

次から次へと出版されて、店頭に並び、返送され、廃棄されていく本。
それでも、書店で、
  ・イベントコーナー(新刊書や話題本が並べられている)
  ・各コーナーの平台(新刊が並ぶ・表紙が見える)
  ・書棚前の平置き(表紙が見える)
  ・棚ざし(背表紙しか見えない)
    (*「読書進化論」勝間和代/著、小学館101新書、64〜70頁を参考)
のどこに並んでいても、その時の自分に必要な本は目に飛び込んでくるから不思議です。“棚ざし”で一冊しか置いていなくても、飛び込んできます。逆に、イベントコーナーにも平台にも何冊も積んであっても「目が」素通りすることだってよくあります。ある本を探していて、突如目に飛び込んできて、求めていた本を買わずに「飛び込み本」を買って帰る。いつもは寄らない書棚の前を通っただけなのに、それが目に入る。書店はいつも不思議です。


先日買った一冊も、「目に飛び込んできた」本です。

  大事なのは今の
  あなたじゃない。
  この先、どのくらい
  上を目指そうと
  思っているかだ。
  ーーーーーーーーーーーー
  世界のベストセラー
  ポール・アーデン

大事なのは今のあなたじゃない。この先、どのくらい上を目指そうと思っているかだ。
という表紙が飛び込んできました。
表紙に写真は使われていません。ゴシック体の文字が白地の表紙いっぱいに並んでいます。「」は銀色。「」は金色。そして「世界のベストセラー」はグレイ。
長いタイトルだし、著者名の前に「世界のベストセラ―」なんて書く??と少し笑いながら中を見てみると、(おおよそ)見開き2ページがひとつのテーマで書かれ、そのひとつずつが優れた雑誌・新聞広告のような感じの“ビジネス本”です。


書かれた内容より、「好みの」「読みやすい」「目と脳に楽な」字体・文字の大きさ・インクの色・紙の色・行間隔かどうかで、その本を買うかどうかの判断をする私にとって、この本は、先ず「視覚好奇心にひかれた」のです。そして内容を読むと「脳がよろこぶ」一冊です。脳のあちらこちらを刺激してくれる楽しい本です。大人のビジネス絵本(ビジュアル本)です。


私の好きなアーノルド・ローベルの絵本似ています。
絵を見てたのしみ、笑い、想像できる余白がたくさんあって、
そして考えさせられる内容があります。
ふたりはいっしょ (ミセスこどもの本)   Frog and Toad CD Audio Collection (I Can Read! - Level 2)