フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

「鼻と床の距離問題」は、遠方に解決のヒントがあった

フェルデンクライスのグループレッスンで、
  うつ伏せで
  両脚は伸ばしたまま
  両手を顔の近くの床におき
  おでこ(額)を床につける
という姿勢が、私は苦手。
(*こうした「姿勢」(ポジション)から、レッスンの具体的な動きを進めていきます)


2005年春に初めて、仁和寺のワークショップ(主催:出口和世さん、講師:安井武さん)参加して以来ず〜っと、レッスンでこの姿勢をとると

鼻が床に押し付けられて
息ができないッ!

のです。
「苦手」意識があるので、呼吸が浅くなるし、動くはじめると息を止めるし…でますます「苦痛な姿勢」へと進化してきました。


昨日、安井武さんのレッスンCDを聞きながら、この苦手な姿勢になって、少し考えました。
  フェルデンクライスを本格的に学んで
  レッスンも重ねてきているのに
  どーして、いつまでたっても鼻が床に押し付けられるの?
  床にあたるおでこの位置を、髪の生え際あたりに調整しても
  今度はおでこがつらい…1分ともたない…
  どうして??


ちょうどここ数日、股関節に関係する動きを続けていて
  指示通りに問題なく動けるけれど、
  レッスン後、股関節になんだか違和感が残る
と頭の中で引っ掛かっていたことと、「おでこ=鼻」問題が結びつきました。

  もしかして、うつ伏せ寝でいる時の
  かかとの向く方向が関係している??


さっそく検証です。
うつ伏せの時、私のかかとは外側・つま先は内側を向いています。
(股関節内旋)。
そのかかとを内側・外側の中間にもってきました。すると、鼻は床から離れ、おでこが床を押す圧力も減り、呼吸が楽になりました。


鼻と床の距離問題が、かかとの向きと関係あるなんて思いもしません。
「えェ〜っ!?」という感じです。
身体のある部分にとって「当たり前」のことが、別の部分にとっては「当たり前でない」ことに気づいて驚きました。
そして、「かかと」も「鼻」「おでこ」も『そんなコト知らなかった』とつぶやいています。


出口和世さんのサイトこちら
安井武さんのHPこちら