フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

井戸の水音ー今日は祇園祭り山鉾巡行日

昨夕(祇園祭りの宵山)、烏丸通り(三条or御池〜五条辺り)の道両側にはどこから来たのか?と思うほど屋台が並んでいました(ビジネス街に屋台!)。今朝はあの光景が「見間違いだった」ように、いつもの烏丸通りに戻っています。但し、祇園祭りの各町内の「山」が巡行直前の仕上げをしていることと、街が生ゴミ臭いことを
除いてですが。(烏丸通りから西側の各通りを見ると、背の高い鉾とは違って、背の低い、可愛らしい「山」が見えます。数人〜十数人の男性が、山を整えていらっしゃるようです)


いつも閂がかけてある「井戸」も、祇園祭りに関係するのか解放され、提灯も飾られ「ハレ」の雰囲気があります。
この井戸を私はずっと「枯れている」と思っていました。由緒ある井戸のようですが、いつも閂がかかり、使われている様子がありません。
それが以前、フェルデンクライスの個人レッスンを受けた翌朝ことです。いつものように烏丸通りを歩いて講習会場に向かう途中、水の流れる音が耳に入ってきました。水道管が壊れている!?と一瞬思った私は辺りをキョロキョロ。
ビルとビルの隙間にある井戸を見て「まさか・・・ね」。でも、耳を澄ますと音はそこから聞こえてきます。「生きてる井戸なんだ」とわかりびっくり。
(この日は、他の感覚もいつもと違っていた)
いつもは、車が行き交う烏丸通りで、私の耳はそれを拾うことが出来ずにいただけのことだったのでしょう。


以来、井戸の水音が聞こえるかどうかが、私の「心身の開き具合・安定度」を知るバロメーターのひとつです。
祇園祭山鉾巡行日の朝、井戸の水音が聞こえたのは、なんだかいつもより嬉しいです。