井戸の名は・・・
私の心身状態をみる鏡のひとつ、四条烏丸を少し上がった東側にある「井戸」は、『御手洗井』という名前でした。
普段、ビルの合間に隠れているこの井戸も、祇園祭りに役目があるようです。閂がかけられているのにも理由がありました。「子供が遊んで危ないから」ではありません。織田信長上洛の頃より、「名水」を大切にするため施錠していた、とのことです。
それが祇園祭りの時期に開錠され、祭りに使う竹をこの井戸の水で浄めるそうです。
山鉾巡行日の昨日(7/17)、フェルデンクライスのレッスンに向かう途中で、井戸の水音を聞き、そしてレッスン帰りの正午過ぎ、四条烏丸交差点で巡行を終えて自分の町内に戻ってきた『長刀鉾』の姿を偶然見ることができました。8月2日から始まるフェルデンクライスの講習会に向けて、幸先がいい感じです。