大きな力の存在
自分自身の心と向き合えば
大きな力に支えられていることがわかります。
(朝日新聞2009年9月13日朝刊、将棋名人戦開催記念特集の対談記事から)
(安原晃さん:真宗大谷派宗務総長の言葉)
この記事は、第67期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の第6局が、今年6月京都市下京区の東本願寺「渉成園(しょうせいえん)」開かれたことからの対談記事(広告)です。
★★渉成園で第6局の記事→こちら(東本願寺・写真ニュース)
★★東本願寺・渉成園→こちら
たぶん、これまでも似たような言葉は目にしていると思うのですが、今朝読んだこの対談記事から、「そうそう、これこれ!こういう感じ♪♪」とフェルデンクライスのレッスン中の感覚に近いなあと気づきました。
レッスン中の感覚に言い換えると
自分自身の動きに向き合えば
大きな力に支えられていることに気づきます
です。
レッスンを通して、
自分の動きを観察し
自分の感覚に意識を向け
ゆっくり動くことから生まれた“すきま”で考え
……
をていねいに繰り返していくと時々「大きな力」を感じることがあります。
孫悟空が、「(自分は)実はお釈迦様の手の上で暴れていただけだったんだ…」と気づくのに似ているようにも思う「大きな力」です。
「動いて」「観て」「感じて」「考えて」「試して」「動いて」…と本人が一生懸命(?)レッスンして、「上手くできた〜!♪」「わかったー!!」と喜ぶと同時に、「大きな力」の存在も感じられて、「え〜〜〜っ!?」となるのです。
自分で感じて考えて工夫して得たある結果(感覚や動きの質)だと思っていたら、なんのことはない、最初から『それ』はあるのに私が気づかなかっただけのことなんだ、です。
「大きな力」があることに気づいて安心すると同時に、それを覆い隠している、その力の助けをさえぎっている、そこに目を向けない私って何なんだろう?とレッスン中、時々思います。
ようするに「頭でっかち」なだけなのでしょう。
「大きな力」は頭と共にあるというより、「身体」側にあると感じます。
頭より身体の方が少し「でっかち」だと、楽でいられるようです。
頭と身体の「でっかち」バランスをとるのに、
フェルデンクライス・メソッドはお勧めです。