まずは「動き」に向きあおう
自分自身の心と向き合えば
大きな力に支えられていることがわかります。
(朝日新聞2009年9月13日朝刊、将棋名人戦開催記念特集の対談記事から)
(安原晃さん:真宗大谷派宗務総長の言葉)
の記事をもう一度読み直して思ったこと。
自分の心なんかに向き合ったら
ややこしくなるんじゃない??
最終的には自分の心に向き合うことになるのかもしれませんが、
そこを入り口にして入っていくと「ややこしくなる」、と感じるのは私だけでしょうか?
そんな「心」のようなブラックホール(よくわからないもの)にいきなり向かわずに、「動き」に向き合うとちょうど良いのでは、と思います。(「動き」だってよくわからないですが)
ただし、機械的に反復した動きは意味がありません。
身体は頭よりずーっと賢いので、とてもECOだからです。機械的な動きは実に簡単に脳でなく身体に収まってしまいます。そうなると、自動的・反射的になって「向き合う」ことから離れてしまいます。
小さく動いて、感じて、ちょっと考えて、
またゆっくり動いて、感じて、考えて…
こうしたサイクルの中で、もしかすると心に向き合う瞬間が生まれるかもしれません。そのスキマの中で向き合う方が安全ではないかと思います。身体はず〜〜っとずーっと頭より賢いのです。その知恵を拝借しないでおく手はないと思います。
フェルデンクライス・メソッドのグループレッスンは、身体の知恵を脳に伝える(知らせる)のに良いレッスンです。