あら、どーしてワタクシが動かなきゃいけないの?
昨日のグループレッスン*1でのこと。
低い私の鼻がつぶれて、息ができなくなる「うつ伏せ」の姿勢でのレッスンです。以前「うつ伏せが苦手」と「かかとの向き」の関係に気づいたので、今回はそれを使って苦手を解消しようと試みるのですが…今ひとつ効き目がありません。
鼻と床の距離はどんどん縮まってくるし、
奥歯を噛み締め始めるし、
動きの指示はろくに耳に入らなくなるし…
こうした中で出されていた指示は
・うつ伏せに寝て
・手脚をX字状に伸ばし
・骨盤を右(左)に転がす
というものです。
このレッスンの後、先生から訊かれます「どこがつらかったですか?」
1.うつ伏せの姿勢は、鼻がつぶれて息がしにくいので苦手
2.「骨盤を転がす」がイメージできないから、動かせない
と答えました。すると、
先生:Reikoさん、骨盤を転がす時に肋骨もいっしょに動かせませんか?
私:???
先生:ほら、こういう感じで(肋骨に手を当て、動きを少し誘導)
私:???
先生:Reikoさんの肋骨、こんなに柔らかく動けるじゃないですか
私:???
先生:ほらね。肋骨も動くと骨盤は楽に転がるでしょ?
私:???
ボディ・イメージが欠落しているとは、このことです。確かに私の身体は先生の手の誘導に従い、柔らかく動いています。床と接着剤でくっついていたような肋骨が、きれいに床から剥がれていきます。でも、私の頭の中では「???」がグルグル。頭と身体がつながっていません。
肋骨が口をききました。
あら、「骨盤を転がしてください」っていう指示でしょ?
どーしてワタクシが動かなきゃいけないの?
どこかで聞いたような台詞です。
ところが今回は、私も「そうそう、動かすのは“骨盤”でしょ?」とマダム・肋骨と同じことを思っているから少しややこしいのです。
うつ伏せが苦手な理由は、「かかとの向き」だけではなさそうです。
*1:グループレッスン:
フェルデンクライス・メソッドのレッスンのひとつ。
言葉による動きの指示を聞きながら、動き、感じ、気づくレッスン。