フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

金鉱を探せ!

フェルデンクライスのレッスンは、金鉱探し・ダイアモンド探しに似ています。が、古文書も言い伝えも何もありません。自分の感覚だけが頼りです。そして、私のような「(指示通りに)動けない」タイプは、埋蔵量が結構多い可能性があると自負しています。金鉱探しは、錬金術じゃないところがミソです。「隠れている」「まだ見つからない」だけですから。


グループレッスンや個人レッスンを通して、そうした「金鉱」を掘り当てるわけです。フェルデンクライス・メソッドの場合、レッスン指導者に「ここですよ、ここにありますよ」と手を引いてその場所へ連れていってもらえるわけではありません。手取り足取りでないところが、このメソッドです。もしかするとヒントは得られるかもしれません。でも、自分の金鉱は、自分の感覚と自分の意思・選択で見つけるしかありません。

あっちかな?こっちかな?
こうかな?ああかな?

方向も位置も方法も、全て自分にかかっています。
感じて、試して、考えて、探って…を繰り返していくうちに「!?」に当るかもしれません。


金鉱探し・ダイアモンド探しの道具はただ一つ「感覚」です。感覚を通して見つけるしかありません。この不思議な道具をつかって、コツコツ小さく丁寧に楽に「動き」という探索をつづけていくと…何かが見つかる可能性があります。(見つからない可能性だってあります)それは、肉体的な成果(大きく動けるようになった、動きが滑らかになった、関節可動域が増えた、等々)だけではないものです。


グループレッスンはATMAwareness Through Movement:動きを通した気づき)、個人レッスンはFIFunctional Integration:機能的統合)とそれぞれ名前があります。それらは、「身体」を指しているのではなくて「脳」をターゲットにしたレッスンなのだと、最近実感するようになりました。


融通のきかない「頭がカタイ」脳に、身体を通して揺さぶりをかける、目覚めさせる。そんなメソッドだと思います。そして、私の中の小さな子供を喜ばせるメソッドです。

変なのぉ〜…。