フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

視覚(動画)>聴覚(音声)〜右と左が大混乱

先日(10/24)参加したカールハインツ・ロッシュさんワークショップで気づいたこと。

視覚情報を処理してそれを体で表すって
ものすごく容量が要る!

あっというまに大混乱

ワークショップは、横座り(脚を流すようにして座る)になって体を動かす・感じるレッスンから始まりました。体重がのり自由度が低い股関節と、もう一方の床から少し浮いていて自由度が高めの股関節。脚を流す方向を変えるたびに、その関係性は変わります。浮いている側の股関節を床に近づけたり、手で足から膝・太腿・体幹・反対の肩まで撫でたり…
同じ姿勢を続けるのはよくない、と1分前後で脚の向きを交代させます。


レッスンが始まったとたん、あっという間に私の頭が混乱し始めました。

私はカールハインツさんとほぼ向き合った位置にいます。
彼の動きを見てまねようとするのですが、先ず彼の脚がどちらを向いているのかがすぐに分かりません。私が脚の向きのことをモタモタ考えている間に、カールハインツさんの手が動いていきます。その手も右か左かがサッとわかりません(>_<) 「やっと追いついた♪」と思ったら、「反対をしま〜す」とカールハインツさんの掛け声で、脚の向きが変わって新しい動きが加わります。

目を閉じて動く

脚は向きが変わるだけで、形(ポジション)が変わらないことにようやく気がついて、途中から「目を閉じて」動いてみることにしました。「反対をしま〜す」が聞こえたら、薄目を開けてカールハインツさんの動きをちょっとだけ見て適当に真似ます。


目を閉じたら何が起こったか?
これまた、あっという間に脳が落ち着いたのです。落ち着き始めると、感じることができるようになります。
そして、感じると同時に考えることもし始めます。パソコンのファイルサイズを連想しながら動いていました。
文字だけ写真音声動画…。
右へいくほどサイズが大きくなります。私の頭は動画の処理に時間ものすごくかかるようです。

子どもの頃から混乱している♪

  ・人の動きを見ながら真似て自分が動く、が久しぶり
  ・「(動きの指示を)聞きながら動く」*1にどっぷり浸かっている
  ・鏡合わせの状態で、人の動きを真似るのが苦手(左右が混乱する)
と自分が混乱した理由を考えると同時に

フェルデンクライスのグループレッスンって
上手くできてるんだ

と感心。
でも、「聞いて動く」ことが苦手な人だっているんでしょうね。

*1:聞きながら動く
フェルデンクライスのグループレッスンでは、
レッスン指導者の言葉による動きの指示を聞いて動いていきます。
動きの「お手本」「見本」はありません。