私のチラシをプロに見てもらった!〜広報講座 最終回
広報講座の最終回は「実践レイアウトの秘訣」
(於:遊子庵、2009年11月18日)
講師の尾崎閑也さん(鷺草デザイン事務所)が
この講座に用意してくださった資料「広告制作ガイド」は
A3・9枚(17頁)・カラーコピーの大変丁寧なものです。
配られる資料や見せられるパワーポイントの雰囲気で
その講座・講義が内容の濃いものかどうかが簡単に想像つきます。
資料が丁寧に用意されている場合、
・講義内容が期待できる
・講義内容は高い上、よく練られている
・脳への定着率が高い
といえます。
今回、尾崎さんが用意してくださった資料、そしてお話の内容に大満足。
後々まで良い影響が残る「後効果」度の高いものでした。
(2007年春に受講した牟田静香さん・吉田清彦さんの「行列講座」「チラシ講座」も、まさしくこのタイプです)
尾崎さんの資料
資料「広告制作ガイド」は、尾崎さんご自身の中学時代の同級生がこのお正月に開くバンド・コンサートのチラシを、尾崎さんが作られたことを題材にして構成されています。
・制作の流れ
・制作のポイント
・素材
・…
などが順を追って書かれいます。その上、チラシの制作過程(下書き〜完成)も載っています。ラフな下書き(“サムネイル”というそうです)から始まって素材が加工されていく様子が、素人の私達が見ても聞いてもよくわかります。
プロと素人(私)の違い
お話と資料を通して分かった、素人とプロの主な違いは
1)下書きをする
2)複数案を考える
3)素材をきちんと集める
4)文字選び
5)レイアウト
6)色選び
7)センス
8)良いものを意識して見ている
かどうか、のようです。私のチラシが時間ばかりかかって、出来がパッとしないのも、上に挙げた項目のどれ一つとして、まともにしていないのですから当り前だったわけです。
私の場合
1〜3:めんどくさいからしない(いきなりパソコンで入力)
4:これは意識しているつもり
5:いい加減な“勘”だけでやっている
6・7:そもそもない
8:ボーっとして見ている
アドバイスに感謝
恥かしい、格好悪いなんて言っていられません。
ここまで、詳しく丁寧なお話を聞いたからには、
私のチラシにアドバイスをいただきたい!
と尾崎さんに一番に差し出しました。
(GuestTeachers2.pdf )
尾崎さん、とても困っていらっしゃいました。
それでも、講義や資料と同じ丁寧・真摯な姿勢でアドバイスをくださり感謝しています。
私にセンスはないし
ものすごく改善の余地(必要)があるけれど
教えてもらったことを使って
もうちょっと工夫してみよう
と思えたことは大きな収穫です。
型も必要
自分をより相手に伝えるには
構成やスタイル、デザインが要る
「“あなたらしさ”っていうのは、こういうなんじゃない?」
というアドバイスも要る
(平田オリザさんのお話、2009年11月3日演劇発表&シンポジウム)
を、尾崎さんのアドバイスを聞きながら思い出していました。
チラシだって、フェルデンクライス・メソッドだって同じです。
思いだけでは伝わらないし、まして他人任せでは伝わりません。
伝える・届ける工夫が大切です。
それにしても、フェルデンクライスのグループレッスン指導に共通する要素にあちこちで出会えるのは、勉強になるし、ありがたいです。「整理整頓」は、どこででも何にでも通じることのようです。
脳は「整理整頓」されたものが好きなのかしら?