フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

「制限」を設けた主

誰があなたに動きの“制限”をかけているの?

フェルデンクライスのグループレッスンで聞く言葉です。
今回のトレーニング・コースでも耳にします。


誰もあなたに
 ・肩胛骨を動かしてはいけません
 ・手を伸ばす方向を見てはいけません
 ・骨盤が持ち上がるのはいけません
 ・etc
と言ってませんよ。誰があなたの動きを制限しているのですか?


これまで、こうした言葉かけがあった時、私の内側ではこう答えていました。

だって動かそうとすると痛いんだもん


無理に「力で動かない」っていうのがフェルデンクライスでしょ?

「感じる」ことを重視する(に慣れている)私は、「考える」ことが眼中になかったようです。
ある動きをしようとして、違和感や無理矢理感・痛みを感じた時に私がとる行動は、「それ以上動かない」の一点ばり。
どうしたら、痛みや無理め感なく動けるか?を考えようとしてきませんでした。思考停止です。


フェルデンクライス・メソッドを本格的に学び始めて3年近く経ってやっと
「私に制限をかけている」主が誰なのかを理解しました。
(私に制限をかけることが出来るのは、他ならない“私”です)


「知っている」と「理解する」「行動する」の間には広い広い河が横たわっています。


今日一日、自分が設けた制限にどれだけ気づき、どれだけ解除出来るでしょうか?楽しみです。