フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

自分がなくならない体操(動きのレッスン)

「難産傾向だから、体操しなさい。『妊婦体操』やりなさい。」
(と産婦人科医は妊婦に言うけれど)
妊婦体操にみたいな意識的にやることなんか意味ありませんよ。
でも、この頃(そうしたことを)言う人いなくなりました。


効果がないから。
意識的にやることなんか、効果ないんですから。


本を見ながら「オイッチニ、オイッチニ」ってね、
手を上げたり下げたり…


そんなことをやっていても
自分がなくなっていくばかりでしょ?
おもしろくないんですよ。


(DVDブック「しあわせなお産をしよう」吉村正、春秋社/刊)
(吉村正医師のお話)
しあわせなお産をしよう―自然出産のすすめ (DVDブック)

  吉村医院・お産の家こちら
  (素敵な写真をスライドショーで見ることができます)


  玄牝(げんぴん)」(河瀬直美監督)のサイト→こちら
  (吉村医院のドキュメント映画です)



そうです。
自分のためにやっているはずの体操なのに
自分がなくなっていく…
そこまではっきりと感じたわけではないけれど
これまで経験したエクササイズなどの“体操”系は
おもしろくなかったデス。


インストラクターや指導者の動きを必死に見て、まねて…
(思うように動かない自分の身体に)ガックリして…


そんな私が、フェルデンクライス・メソッドを続けているのはナゼか?
(身体を動かすということからすると「体操」です)
吉村先生の言葉を聞いてわかりました♪
自分がなくならない」体操だからです。


動きのお手本はありません。
レッスン指導者の声(動きの指示)を聞きながら
自分の楽さ、心地よさで動いていくのです。
目を閉じていたら、周りの誰かと比べることがありません。
気楽にのんびり動いていきます。


自分の心や身体のためにすることで
「自分をなくす」必要はありません。


それにしても、「自分がある」って楽だし面白いし、楽しいです。