フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

脳には色々とクセがある

脳は、「わからない」という不快感を排除する。
(「わからない」という方法、橋本治集英社新書、251頁)

と書きましたが、加えて

脳は「あいまいさ」が大嫌い?

フェルデンクライスのグループレッスンを受けたり指導したりしていると
この「あいまいさ」に戸惑います。(私自身、参加者共に)
「正しい動き」を求める人にとって、動きの見本・お手本を示さず、
レッスン指導者の声による「動きの指示」だけで進む
フェルデンクライスのレッスンは、
時に戸惑いを超えて「イラつかせる」ようです。


そして、おもしろいことには
イラついている」のは脳だけで、
身体は「そんなもんだよな〜」とのんびりしていることです。
その身体の様子に、脳はまたムカついてくるようです。


ムカつく脳は、次から次へと身体に指令を繰り出すのですが
身体がそんな無茶な指令に従うわけもなく…
結果、脳も身体もくたびれることになります。
(身体にしたらいい迷惑ですね)


脳はたくさんの指令なんか出さなくてもいいのです。
必要最小限のことを言って、あとは“大人しく”“身体にまかせて”おけば。
そうすれば、双方が楽だし、楽になったぶん創造的になれるのです。


フェルデンクライス・メソッド
【身体訓練法】ではなく【脳訓練法】のようです。
フェルデンクライス身体訓練法―からだからこころをひらく