フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

即席とはいかないけれど「一生もの」

これまでに意識&無意識のうちに私が身につけた「動きのクセ」。
これを変えていくのは、も〜〜〜時間がかかる!かかる!
フェルデンクライスのレッスンを受けたからといって
フェルデンクライスを本格的に学んだからといって
一朝一夕にはいきません(>_<)


グループ/個人レッスンの直後やしばらくは、確かに動きが変わります。
いつもの私とは違う楽な動作をしています。
でも、「変わること」と「身につく」ことは違うようです。
何十年とかけて作り上げた「クセ」です。
そう易々と今の地位を明け渡すはずがありません。


では、レッスンを受ける意味は何でしょう?
「効果が持続しない」ならレッスンの意味がない…となりますよね。


フェルデンクライスのレッスンは、例えば
  ・歯を削る
  ・人工関節を入れる
  ・アートメイク
とは違います。構造(土台)そのものを変えるのではないのです。
機能(動き)に影響を与えるのです。



動きに影響を与える「きっかけ」が、【感覚の違いに気づく】だと思います。
レッスンを受けたことで、いつもとは違う身体の感覚や動きの感覚を得ます。
すると、「いつもの当たり前な感覚」「なじみある感覚」
「無意識の動きから生じる感覚」とのが生まれます。
この差が、クセを変えていくことにつながるのだと思います。


自転車を補助輪なしで乗れるようになるには、
大人がいくら「力を抜いて!」云々とギャーギャー言っても効果ありません。
ぺダルに両足をのせた状態で「力を抜く」ことなどわからないのですから。
でも、一度乗れるようになれば、あとは「わかり」ます。
逆に、「乗れないフリ」すら難しくなります。



フェルデンクライス・メソッドのレッスンは
そうした「感覚」を身につけ、慣れ親しんだ動きを見直していくプロセスです。
そうした「見直し」が動きだけにとどまらないところも興味深いです。
(行動や、物の見方・考え方にも影響するようです)


「3分で変わる!」「超カンタン!」といった類のメソッドではありません。
でも、「身につけた」ら自転車に乗るのと同じで「一生物」です。
時間も場所も選びません。道具や機械もいりません。
動きが軽くなり、身体が楽になり、行動が広がります。


フェルデンクライス・メソッド試してみませんか?