フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

使えるようになる学び

NHK「スタンフォード白熱教室」を見るたび、
「これってWSD*1と同じやん!」と思います。
何が「同じ」なのか?(似ているのか?) 


ワークを進めていくのに
  ・制限時間がある
  ・否定的なことは言わない
  ・合意形成が必要
  ・皆の前で発表する
  ・段階を追って、課題の難易度が上がっていく


短時間の内に課題を進めていくには、
否定的なことを言っていたのでは始まりません。


合意形成していくには、自分の意見を伝え相手の意見に耳を傾ける
コミュニケーションが必要です。


皆の前で発表するのは、
グループ内のコミュニケーションとは別のスキルが要ります。


そして、そうした場面毎にあることを得意とする人が出てくるし、
それを見た周りが「倣って(習って)」「自分もやってみる」と展開します。


こうして、「使える」ものや「必要な」ものを各自が身につけていきます。
入力と出力の輪ができて、グルグルと螺旋状に力がついていきます。
定期試験や受験向けに勉強するのとは全く違う学びだと思います。
(何よりおもしろい!)


スタンフォード白熱教室」を見て、1年前のWSD(阪大3期)での体験を
「こういうことだったのか」と新しい発見や気づきを得て、
今おさらいしているような感覚です。

*1:WSD
ワークショップデザイナー育成プログラム
サイト:http://www.hirc.aoyama.ac.jp/wsd/index.html