フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

自分の体験からちょっと距離をおく

私がフェルデンクライスのレッスンを受けての感想や体験を
このブログにアレヤコレヤと書いてきました。


体験や実感したことは、それ以後の自分に影響(刻印)力を持ちます。
特にフェルデンクライスのように身体で感じたり気づいたことは
かなり強く大きな力を持ちます。


  「愉しかった」「気持ちよかった」
  「不安になった」「不安定さが増した」
  「怒りがこみあげてきた」「悲しくなった」
  「今までにない感覚だった」
   etc…
といった体験は、記憶として残ります。
その上「あれはどういうことだったんだろ?」と考え続けたりするので
ますます自分の内に刻まれたりします。


これが曲者です。


そうした体験を得た「その時の自分」(過去の私)と「今の自分」に
当てはめようとしてしまいがち。
「私」は過去から今までつながっているけれど
「私の状態」は変わっている。


過去のレッスンで経験した「気持ちよさ」「愉しさ」を
今日のレッスンに期待したり(求めたり)…
以前感じた「違和感」「恐怖・不安感」に再び遭うのが怖くて
レッスンを避けようとしたり…


自分の体験から距離をおいて、物事を見る・考える・行動する
自分の体験を他者に当てはめない
他人の体験と比べない・うらやましがらない


フェルデンクライスのレッスンに限らず
未来に何が起こるか誰もわからないのですから。