似合わないけれど
小学校に上がる前からなんとなく気がついていたのが
「似合う色」と「似合わない色」
「似合う形(シルエット)」と「似合わない形」
がある…ということ。
絵本の中のお姫さまが着ている可愛いピンク色のドレス。
母に頼んでイチゴミルク色の生地でスカートを作ってもらい、ワクワクして穿いてみると「…(なんだか似合わない)」。
白いフンワリしたワンピースもピンクのフリフリした傘も
私にはどうも似合わない。
お風呂屋さんの大きな鏡に映しても、写真の中でも
どうもヘン。
「これはOKだ♪」と思う服装だと周りの大人から
「レイコちゃん、その服似合ってるな」と言われ
そうでない格好は何も言われない。
ファッショナブルな紺色のパンタロンが似合うより
フリフリスカートが似合う方が良かったのになぁ〜。
この「似合わないけれど身につけたい」願望は
大人になった今も、私を結構振り回してくれます。