フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

消音したくなる日本〜映画「ベイビーズ」


映画「ベイビーズ」を観てきました。
4カ国(ナミビア、モンゴル、アメリカ、日本)の
4人の赤ちゃんの生後12ヶ月間を追ったドキュメンタリー映画です。


  映画「ベイビーズ」公式サイトこちら


ナレーション、BGM、字幕はありません。
赤ちゃん達の国と名前を紹介する字幕が出るだけ。
落ち着いて観て・感じて・考えることができる映画です。


ナミビアとモンゴルは男の子
アメリカと日本は女の子 です。


育つ環境の違いなのか、性別によるものなのか
男の子二人の好奇心の強いこと!
目から手足が伸びているような瞳をして体を動かしています。


男の子二人は、周りにおもちゃなんかなくても平気。
おもちゃなんて要らな〜い♪とばかりに
自分の手足をおもちゃにして、仰向けでパタパタ動き
寝返りができるようになったら、ゴロゴロ動き
ハイハイができるようになったらアチコチへ移動する!


不思議なことに男の子二人の周りにいる
少し年上のお兄ちゃんやお友達にはない瞳をしています。
1歳未満の彼らの瞳はとても魅力的で、
それを過ぎた子どもたちの瞳がつまらなく見えるほど。
(「大人っぽい」「好奇心に欠ける目」のように見えるのです)


乳児と幼児であんなに瞳がちがうとは思いもしませんでした。
全く別の生き物のようです。


BGMがないからか、製作者の意図なのか
日本の赤ちゃんの場面(東京)は「音があふれて」います。
こんなにやかましい中に、私も生活しているのか…と。
音があるだけではなく、その音の質も「やかましい」のです。
イライラを招くようなタイプの音や声、中身…
日本の場面になると、カラダを固め始める私がいます。


反対にナミビアの場面では、カラダが緩みます。
お母さん達の大らかさによるものかもしれません。