苦手な姿勢だって変わる
首も胸も肩もつらくなる「うつ伏せ寝」が苦手で
フェルデンクライスのグループレッスンでも
うつ伏せ寝で動くものは、「姿勢からくるつらさ」に
対応することに必死で、レッスンを楽しめませんでした。
それが身体と床の隙間にタオルをはさむなど、姿勢をサポートすることで“つらさ”を軽くできる!と気づいて工夫をし始めてからは、苦手意識が小さくなりました。
その日の身体に応じて、タオルの厚みを調整し、アチコチにはさみ入れることでうつ伏せ姿勢が楽になることは面白く、楽しんでいました。
ある日、いつも使っているタオルを、いつものように隙間に挟んでも身体が楽になりません。
洗濯してお陽さんに当たったタオルは、フンワリと膨らみ、厚みと弾力が増していたのです。
いくら畳み方を工夫しても、いつものようなサポート力を得られません。
お気に入りのタオルなのに…(タオルに依存している?)
ちょっと待てよ。
サポートのタオル無しでうつ伏せ寝をしてみよう!
思ったほどつらくない!
これは驚きでした。
「タオルがないとうつ伏せがつらい」という思い込みの強さと、「身体は変わっていくんだ!」という発見の2つに驚きました。
それからは、無条件にタオルでサポートすることは控え、“今日の身体”を観てからタオルを使ったり使わなかったりをしています。
痛みや不快感というものは、身体(気持ち)にとって印象が強く、記憶に残ります。そして、その記憶を元に行動し、それが今の自分や周りの環境に合わないことに気付くのが簡単でありません。
ちょっといつもと違うことをしてみる/試してみることは大切です。