学びを起こす
居心地があんまりいいと学びは止まる。
どうやって学ぶかっていうと違和感がある環境のほうが学びが起きるわけですよ。
なぜこうなってるのかなんで僕がこういったのにこうなるのか。
それが毎日、繰り返しあるとすごく学ぶ。
で、もちろんそのお金とかは大事なんだけども今、いくらお金を蓄積しても自分の人生が破綻する可能性ってたくさんあって、今はそのいろんな国の言語を覚えてたりいろんな人を知ってたりネットワーク持ってることのほうが、たぶん生き残るためのスキルが大きくてそうすると自分に投資をしなきゃいけないと。
自分の投資って何かというと自分の学び、その学びを起こすためには楽をしちゃだめなんですよね。
2012年10月3日(水)放送 NHKクローズアップ現代No.3256
「“混とん”に飛びこめ!〜MITメディアラボ所長 伊藤穰一」
伊藤さんがおっしゃる「学び」は「知識の蓄積」の学びじゃない…。
自分の意識や行動、振る舞いを変えていく方の学び。
休眠(長い冬眠?)しているような“学び”を“起こす”のは
それほど簡単じゃないぞ〜!と、自分の実感を思いながら画面を見ていたら
その新しいイノベーションというのは、突然こっちからやって来るものとかここに実はチャンスがあるから会社をこう変えようとか。
それを変えるために周辺を見るために何が必要かっていうと、この自分でクリエイティビティって自分で規制してるんですね。
今のやっぱりイノベーションには一番何が必要かっていうのはクリエイティビティでこのコネクターとか異分野に何が重要かっていうとこれはやっぱり自分の固まった考え方を壊すためにやっぱり違う世界につないでいくと、だんだんそういうクリエイティビティが出てくると。
(同上)
「ハハハ。ワタシ、自分でメッチャ規制してるな」
(クリエイティビティがあるかどうかは別だけれど)
………
フェルデンクライス・メソッドを学んでいると
頭だけじゃなく身体ごと自分を規制していることに気づきます。
自分の中にある、入れ子になっている箱をようやく開けると
次の箱にも鍵がかかっていて、その次の箱も…
驚いたり、呆れたり、腹が立ったり。
一度「外した」はずの鍵が、またかかっていることもあります。
そうしたことを繰り返している内に、慌てなくなりました。
鍵を見つけても
鍵をすっと開けられなくても
開いた箱の中を見て驚くことも
一人一人がしなやかに生き抜く上で大事なのは、子どものように
人と容易につながり、学び、遊び、空想するといった
子どもの要素を持ち続けることではないかと、目をキラキラとさせて
話をしていたのが印象的でした。
(同上、番組キャスター国谷裕子さんの言葉)
(番組サイトの「放送まるごとテキスト」には載っていません)
「人と容易につながる」ことも「遊ぶ」「学ぶ」「空想する」だけじゃない
大切な子どもの要素でした。
(小学校上がる前から口にしていた位、私は得意だったはずなのに…)
身体を使うこと、実際に行動すること
引っかかったり、戸惑ったり、うろたえたり…するし
時間はかかるかもしれないけれど
自分の学びを起こし、学びにつなげるには「カラダ」が要ります。
おもしろいです。