一華開五葉(いっかごようをひらく)
昨日3月30日(土)は、NPO法人学習開発研究所主催の
「学びイロ色春茶会」でフェルデンクライス・メソッドを紹介してきました。
NPO法人学習開発研究所サイト
http://www.u-manabi.org/nc2/htdocs/
「教育」「(自立的な)学び」に関心、研究、実践されている皆様に
「学び方を学ぶ」フェルデンクライス・メソッドをご紹介する
大変貴重な時間でした。
フェルデンクライスを耳にしたことがある方は15%
レッスンを体験したことがある方は5%
という皆さんでしたが、レッスンを受けたことで
自分の身体への新たな気づきや
仕事や研究、実践現場における「学びと身体」について再確認を得たことを
シェアしてくださり、私も多くの学びを得ることができました。
ありがとうございます。
会場にちりばめられた「学びのタネ」の一つが
床の間にあった掛け軸
一華開五葉
(いっかごようをひらく)
「一」と「五」は読めても、あとの3文字が読めない。
そこで、主(会場は個人宅)に読み方・意味を御聞きしたところ
禅宗の初祖菩提達磨大師が慧可に伝えた伝法偈の中の一句と伝えられており「結果自然成」と対句を成している。「吾れ本と茲の土に来たり、法を伝えて迷情を救う。一華五葉を開き、結果自然に成る」。深遠な佛法の真髄が込められた妙句であるが、一般には「開く」「成る」という言葉の連想から開運吉祥の語として古来多くの禅僧・禅者が書にしたためてきた。
一つの花がある。その花が五つの花びらを開いた、という意であるがこの花はあなたが生まれたときからあなた自身の深いところに咲いている花だ。もしあなたが「五つの花びら」の意味を知りたいのなら、道はたった一つ。禅を実践し、あなた自身が心の中を深く…深く…訪ねて、自分の力でもってその意味を体得するしかない。その行はあなたの心に美しさを与え、そしてあなたの人生を限りなく豊かにするに違いない。
(黄檗宗 少林山達磨寺サイト内「禅語を味わう」頁より)
それを聞いた参加者のお一人がおっしゃった言葉。
「『学び』はまさしく此れですね。
《自分自身で深く訊ね、自分の力でもって体得する》ものですね。」
「学び」は愉しい。