フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

頭も身体もまるごとかしこなる(賢くなる)

「かしこなったか?」と子どもの頃、周りのおじさんおばさんから訊かれたことを書きました。親からは言われたことがないとも書きましたが間違い。ごく最近父から言われたことを思い出しました。そして、時々父の口から「かしこぉやってるな」(←からかう風)、「かしこないことやってるな」(←呆れている風)と聞かれることも思い出しました。


こうした言葉が聞かれるのは、私が身体を使って作業をしている時です。段取り・手順・身体の使い方・道具の選び方等々のこうしたことを上手くしていると「かしこい」、下手だと「かしこない」なのです。


おばちゃん達からもこんな言葉を聞いたことがあります。「あの人は上の方の学校出はったけど、あんまりかしこなかったな〜」「大学出たかて、かしこならへんのやな」。物を知っている(知識、情報を持っている)だけでは大して値打ちがないことを自分の夫や子供、周りの人を見て思っていらしたのでしょう。


頭も身体も知識も知恵も感情もみんなみんな上手に組み合わせて加減して行動する。テストの点を取るようにはいきません。一夜漬けも効きません。気を緩めたらすぐに「かしこない」に転びます。それでも、少しずつ「かしこなって」いけたら…と思います。