人生重い
娘「元気にしてる?」
父「人生重うて、しんどいしんどいわ」
娘「その台詞を口にするのは10年早い!」
父「・・・」
娘「(高齢者のお話を聞いていると)大体皆さん80半ば位からその言葉を口にしたはるで」
父「良慶はんがな100歳を迎えた時のインタビューで『100歳になりますと、頭が重とうなります』って答えたはった。100歳にならんとわからんことがあるんやな。」
娘「良慶さんが100歳でそうゆーたはったんやったら、お父ちゃんの『人生重い』はまだ早いんとちがう?」
父「この話、おしまいっ!」
父も娘も気持ちは複雑です。
良慶さん
大西良慶・清水寺元貫主。(1875年 - 1983年)
子どもの頃から、そして今も「清水寺」と聞けば「清水の舞台」よりも「良慶さん」をイメージします。今、100歳という年齢はそれほど珍しくなくなってきていますが、ご長寿(107歳)でいらした良慶さんが晩年誕生日を迎える度にその姿がTV放映されていたから、記憶が残っているのかもしれません。