基本も正しいもない!?フェルデンクライス
「基礎(基本)の動き」「正しい動き」というものが
フェルデンクライス・メソッドにはないな〜と思います。
「基本の大切さ」を説かれることもないし
「基本を身につける」を求められることもありません。
グループレッスンの数・レパートリーが豊富なので
私の身体(頭)からすると「アクロバット的!?」としか
思えないような動きのレッスンもあります。
その一方で動きはほとんどないけれど、レッスン後の変化を
大きく感じるものもあります。
レッスン中、参加者に掛けられる言葉は
・呼吸を止めていないか
・無理な動きをしていないか
・努力感いっぱいに動いていないか
・達成しようとしていないか?
といったものです。「ああしなさい」「こうしなさい」がないのです。
今の自分の身体がレッスンの入口です。
自分の身体がベース。
完成形はありません。
指導者から「正しい動き」や「あるべき動き」は
言葉でもお手本でも示されないので、教えてもらうことを
求める人には「???」なメソッドかもしれません。
フェルデンクライス・メソッドは
動きの見た目はおしゃれじゃないけれど
中身(哲学)はとってもおしゃれだと思うんだけどな〜。
(動きが「美しい」ことはよくあります)