レッスン中は自問自答で大忙し
自分が何をしているのか実はよくわかっていない…
ということに気づき驚くことがよくあります。
それは、フェルデンクライスのレッスンを受けている時に起こります。
レッスンでは動きを分解した形で、動きの指示が出されます。
また、動きの指示とは別に「問いかけ」も指導者からなされます。
そして、自問自答も始まります。
「イメージしているほど動けていないのはなぜ?」
「右の股関節が詰まるような感じがするけど、なぜ?」
「左側での動きが右ほど上手くいかないのはなぜ?」
「首がつらくなってくるのはなぜ?」
・・・
「何か無駄な動きをしていない?」
「どこかで身体を緊張させていない?」
「『動かしているつもり』になってない?」
・・・
「その動きを止めておくことできる?」
「そこを固めるの、止められる?」
「本当に動いているか、ちょっと確かめてみない?」
・・・
問いそのものが生まれず、課題が進まないこともありますし
問いそのものが違っていて、解決しないこともあります。
でも、自分自身が無意識に行っていることを
意識化し、行動に変化をもたらすためには
何層もの問いと試行・思考・実行…その繰り返しが必要なようです。
「学び方を学ぶ」と言われるフェルデンクライス・メソッド。
自分の行動・思考・感情の中にある無駄な習慣(クセ)を
自ら発見し減らしていくために、動きを使う。
身体と動きは入口。 不思議な方法です。