フェルデンクライス日記かもしれない

フェルデンクライス・メソッドについて感じたこと考えたことも書いています。

自分の居場所に戻ること


TEDエリザベス・ギルバート:
成功と失敗と創り続ける力について
http://www.ted.com/talks/elizabeth_gilbert_success_failure_and_the_drive_to_keep_creating?language=ja#t-84715


フェルデンクライス・メソッドのグループレッスンを受けていると
「成功」(上手く楽に軽くご機嫌に動ける)
「失敗」(辛く痛みを伴ったり大いなる努力をしている)
の間で揺れ動く自分と私の身体がいます。
レッスンを受け始めた頃からしばらくの間、揺れ幅が大きくて
体に対して混乱した思いを持っていました。


子どものように楽しく動けるレッスン
漬物石か板のように動けないレッスン


楽しく動けるとその気分が何日か続きくほど気持ちは高揚し
思うように動けないと気持ちはどーんと落ち込む


こうした自分の中の揺れを「扱いにくいな…」と思っていました。
それが上の動画を見て「楽しい」と「落ち込む」は実は同じで
見分けがつかないから私は混乱するんだ、と理解できました。

2つのうち片方は悪いこと もう片方は良いこととされています
ところが潜在意識のレベルでは
2つはまったく 見分けがつかないのです
唯一 感じとれるのは 感情という方程式の絶対値
すなわち 本来の自分から
どれほど遠く 隔たっているかということだけです
どちらの場合にも 心の深みの中で 道を見失う危険が伴います

TED2014 · Filmed March 2014 · 7:18
エリザベス・ギルバート: 成功と失敗と創り続ける力について
日本語訳ページより
http://www.ted.com/talks/elizabeth_gilbert_success_failure_and_the_drive_to_keep_creating/transcript?lang=ja#t-228373

私の場合、フェルデンクライスのレッスン中
とてもとても静かな感覚、音も風も重力もないような独特の感覚を
得ることがたまにあります。
その時は、自分の意図と「本来の自分(の動き)」が
ぴったり重なった状態にあるのではないかと思っています。


レッスンの動きが上手くいってもいかなくても
大喜びも落ち込みもしない。
それができるようになれば、より深く自分の身体や
自分の物の見方や考え方、感じ方に親しみを持ち
探索を深めることができるのではないか?と思います。
(親しみをもつ=あれもこれもゴッチャにしない。区別がつく)